【お台場旧車天国16】ホンダ コニリオ や ロータリー ピックアップ など、知られざる名車・逆輸入車・珍車

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ホンダ コニリオ(1968年)
ホンダ コニリオ(1968年) 全 38 枚 拡大写真

去る11月20日に東京都江東区の臨海副都心で行われた「お台場旧車天国2016」。ここでは「この車は何?」と思わせるレーシングカーや逆輸入車などを取り上げてみた。

日本自動車博物館(石川県小松市)から持ち込まれていたのは、ホンダ『S800』をベースに製作されたレーシングカー『コニリオ』。1969年日本グランプリのクラス1で1位、2位を占め、マカオグランプリにも出場している。展示車は、オープンタイプボディにキャビンを取り付けたロード・バージョンで、1台だけしか製作されなかった非常に貴重な個体だ。

珍しかったのは、北米市場専用モデルとして1974年から3年間生産されたマツダ『ロータリーピックアップ』。 日本では『プロシード』、北米では『B1600』の車名で販売されたレシプロエンジンのピックアップトラックがベースで、その名の通りロータリーエンジンを搭載している。そのユニットは「13B」型で、トラック用に111馬力へとデチューンされていたが、商用車らしからぬ高性能を誇ったといわれる。

ジェット機のような奇抜なスタイルで見学者を引き付けていたのは、1980年代にアメリカで製造された飛行機型のモーターサイクル『PULSE(パルス)』。基本的には超ロングホイールベースのバイクで、操縦席を挟んでふたつの補助輪が備わっている。エンジンはスズキ『アルト』用を流用し、何とクーラーも備えていた。ステアリングは操縦桿(かん)型で、コックピットからの眺めは飛行機そのものだ。

このほか、アメリカの特撮テレビドラマ「ナイトライダー」をフルコンプリートしたGMポンティアック『ファイヤーバード・トランザム』、同様の「ウルトラセブン」の劇中で活躍した「ポインター号」そっくりに仕上げたクライスラー『インペリアル』、「RB30」ツインカムエンジンを2ドアボディに載せて”S54R”とした日産『スカイライン2000GT-B』、スバル『レオーネ』をベースにした輸出専用ピックアップ『ブラット』など、「おや?」っと思わせるレア車もあった。

《嶽宮 三郎》

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