ロシア新車販売2.6%減…トヨタは RAV4 好調で16%増 10月

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トヨタ RAV4
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欧州ビジネス評議会(AEB)は11月中旬、10月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、12万6658台。前年同月比は2.6%減と、22か月連続で前年実績を下回った。

ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。10月は2万3307台を売り上げ、前年同月比は13%増と、4か月連続で前年実績を上回った。販売の主力は『Granta』で、6815台。前年同月比26.8%減と、15か月連続で減少する。新型車の『ベスタ』は5074台と、販売増に貢献。

2位は、韓国のヒュンダイ傘下のキアで、9月の3位から上昇。10月は1万5015台を販売し、前年同月比は4%増と、7か月ぶりに増加した。コンパクトカーの『リオ』が、10月のロシア最量販車の8947台。ただし、前年同月比は0.8%減と、5か月連続で減少した。

3位は韓国のヒュンダイで、9月の2位から後退。その販売台数は1万4190台。前年同月比は0.3%増と、21か月ぶりに前年実績を上回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が7477台。前年同月比は21.4%減と、8か月連続で減少した。新型SUVの『クレタ』は、4576台を販売。

4位は、引き続きルノー。10月実績は、前年同月比2%増の1万1012台と、2か月連続で増加した。『ダスター』が、前年同月比17%減の3492台と、3か月連続で減少。『ロガン』は18.8%減の2626台と、20か月連続のマイナス。

5位はトヨタで変わらず。10月は7740台を販売。前年同月比は16%増と、2か月連続で前年実績を上回った。『RAV4』が2518台を販売。前年同月のおよそ2.5倍と大きく伸び、3か月連続で増加した。

6位は、引き続きフォルクスワーゲン。10月は6996台で、前年同月比は1%増と、2か月連続で前年実績を上回る。主力の『ポロ』が4474台にとどまり、前年同月比は3.5%減と、3か月ぶりに前年実績を下回った。

日産は9月の7位から、10月は9位に後退。10月は5029台にとどまり、前年同月比は17%減と、22か月連続の前年実績割れ。『アルメーラ』が1707台。前年同月比は16%増と伸びる。

2015年のロシア新車販売は、160万1216台。前年比は35.7%減と、3年連続で前年実績を割り込んだ。2016年1-10月は、前年同期比13.3%減の114万7670台にとどまっている。

《森脇稔》

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