【GARMIN ForeAthlete 35J インプレ後編】心拍数とGPSを見て健康維持に役立てよう

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ForeAthlete 35Jで取得したデータはパソコンやスマホで管理できる
ForeAthlete 35Jで取得したデータはパソコンやスマホで管理できる 全 19 枚 拡大写真

米国ガーミン社のGPSランニングウォッチ、ForeAthlete(フォアアスリート)シリーズから最新モデルとして「ForeAthlete 35J」が発売された。手首で心拍数が取れるモデルであるとともに、GPSで取得した実走データをクラウドサイト上で管理するなどで、その使い勝手は無限に広がる。

これまではエリートアスリートの領域にあった心拍計が手首計測で手軽にデータ取得できるようになった。これにGPS機能を駆使して実走データと心拍の推移を比較することで、トレーニング成果が如実に明らかになる。つまり有酸素系スポーツデバイスは心拍計とGPSを兼ね備えていなければならないのだ。さらに複数の通信手段によってトレーニング実績をスマホやパソコンに送り込んで管理する。後編はそのスゴ技を紹介したい。

心拍数+GPSの結果をクラウドで管理

手首で取れる心拍計測とGPS機能を組み合わせることのメリット。具体的にいえば、トレーニングコースに上り坂が出現すると「ゼーゼーした」とか、これまでは感覚でしかつかめなかったことが地図とグラフで明らかになることだ。保存されたデータを読み取ることにより、「前回はこの地点でペースダウンしたけど今回はうまくこなせた。練習成果かな」などと効率的なトレーニングの基盤作りができるのだ。

もちろんForeAthlete 35Jそのものは腕時計タイプなので、必死で走っているときは心拍数の折れ線グラフを画面で確認することは難しい。しかしスタートボタンを押してからストップボタンを押すまでの心拍数の推移、走行ルートや高度などの位置情報はしっかりとデータ集積されている。家に帰って(トレーニング途中でもできるけど)データをスマホやパソコンに転送すればその日の運動結果が一目瞭然となる。

デバイスと呼ばれるForeAthlete 35Jが記録した各種データはBluetoothを経由してスマホに転送される。手持ちのスマホにあらかじめGarmin Connect Mobileという無料アプリをインストールしておこう。Android版もiPhone版もあり、ガーミン製品なら1つのアカウントで継続的に使用できるのでデバイスを買い換えても大丈夫。

BluetoothやAnt+、USBを経由してパソコンにデータを転送することもできる。ガーミン社が提供する「connect.garmin.com」というクラウドサイトに自分のアカウントを作っておき、データを同期(デバイスに保存したデータを転送すること)させたり管理したりする。スマホよりも画面が大きいのでコースマップを大きくしたり、複数のグラフを同一画面で閲覧できたりする。スマホでもパソコンでもどちらかで同期したら、あとはどちらでも同じデータを閲覧できるのでとても便利だ。

健康維持のため運動をしようとする人にオススメ

最低限の機能に絞り込んだForeAthlete 35Jではあるが、それでもこれだけのデータ管理はできるのである。もちろんトップレンジのForeAthleteモデルにあるような複雑な機能は搭載されていない。たとえば接地時間バランス、歩幅、上下動比などを数値化して、無駄のない力で走れるようにするトレーニングアドバンスドランニングダイナミクス機能、運動がある強度に達するとスピードが維持できないレベルを示す乳酸閾値(にゅうさんいきち)などだ。

唯一あるのが、設定したペースや速度で仮想のパートナーが走行するバーチャルペーサー機能だ。これは上位モデルとなるForeAthlete 230と235には搭載されてない。設定したタイムより先行したり遅延したりするとバイブレーションと音で知らせてくれるというものだ。ターゲットとするランニング大会の目標タイムを設定し、このバーチャルペーサー機能の指示に従って走ることができれば必ず目標を達成できるだろう。

ベーシック機能をしっかりと押さえたForeAthlete 35Jはそれだけに使い勝手がよく、初めてランニング用ウォッチを購入しようという人、健康維持のために日々のウォーキングや週末サイクリングをやろうという人、心拍ターゲットゾーンをにらんで効率的に脂肪燃焼をしようという人におすすめ。走り終わったらスマホやパソコンにデータを取り込んで、日々の数値の推移を確認しながら健康なライフスタイルを応援してくれるデバイスだと思う。

《山口和幸》

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