欧州新車販売0.3%減、3か月ぶりに減少 10月

自動車 ビジネス 海外マーケット
フォルクスワーゲン ポロ
フォルクスワーゲン ポロ 全 8 枚 拡大写真

ACEA(欧州自動車工業会)は11月17日、10月の欧州全域(EU+EFTA全30か国)の新車(乗用車)販売結果を公表した。総販売台数は114万0742台。前年同月比は0.3%減と、3か月ぶりに前年実績を下回った。

5大主要国では、ドイツが前年同月比5.6%減の26万2724台で、3か月ぶりに減少。英国は18万0168台を売り上げ、前年同月比は1.4%増と12か月連続のプラス。

フランスは、前年同月比4%減の15万5194台と、3か月ぶりの前年実績割れ。スペインは、4%増の8万3248台と、7か月連続で前年実績を上回る。イタリアは9.7%増の14万6632台と、26か月連続のプラス。

主要8社の販売実績は、首位のフォルクスワーゲングループ(アウディ、セアト、シュコダなどを含む)が、前年同月比1.8%減の28万3924台と、3か月ぶりの前年実績割れ。主力のVWブランドは7.8%減の13万1254台と、3か月ぶりに減少。アウディブランドは2.1%増の6万7339台と、3か月連続で増加した。シュコダブランドは4.2%増の5万1443台と、3か月連続で増加。セアトブランドは、12.5%増の2万8225台と、4か月連続の前年超えとなった。

2位には、3か月ぶりにPSAグループが復帰。10月実績は、前年同月比7.4%減の11万1332台と、2か月連続の前年実績割れ。その内訳は、プジョーが4.6%減の6万6512台と、2か月連続のマイナス。シトロエンは8.9%減の4万0866台と、5か月連続で減少

ルノーグループ(ダチアを含む)は、3か月ぶりに3位に後退。でその販売台数は10万6393台で、前年同月比は2.1%減と、12か月ぶりに減少した。低価格のダチアブランドは、1.9%減の2万9269台と、6か月ぶりに減少。主力のルノーブランドは、2.2%減の7万7124台と、26か月ぶりに前年実績を下回った。

4位は、引き続きBMWグループ(MINIを含む)。10月は8万0557台を売り上げ、前年同月比は3.5%増と、25か月連続で前年実績を上回った。BMWブランドは、前年同月比2.7%増の6万4542台と、25か月連続で増加。MINIブランドは6.9%増の1万6015台と、9か月連続の前年実績超え。

5位は引き続きフォードモーター。10月は7万7122台を販売。前年同月比は1.6%減と、2か月連続で前年実績を下回る。

6位はFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)グループ(ランチアやアルファロメオを含む)で、9月の8位から上昇。その販売台数は7万5108台で、前年同月比は6.6%増と、26か月連続のプラス。ブランド別では、アルファロメオが21%増の5382台と、5か月連続で増加。ランチア(クライスラーを含む)は24.4%増の5513台と、2か月連続のプラス。主力のフィアットブランドは、3.2%増の5万5308台と、22か月連続で増加。ジープブランドは、8.3%増の8087台と、34か月連続で前年実績を超えた。

7位は、ダイムラー(メルセデスベンツとスマート)で、変わらず。その販売台数は7万4952台。前年同月比は6.1%増と、26か月連続で前年実績を上回った。ブランド別では、メルセデスベンツが7.1%増の6万5834台と、26か月連続で増加。スマートは、0.6%減の9118台と、2か月ぶりに前年実績を割り込む。

8位はGMのオペルグループ(シボレーを含む)で、9月の6位から後退。10月の販売台数は7万0520台。前年同月比は2.6%増と、12か月連続で前年実績を上回っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  5. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る