【新聞ウォッチ】J2降格の名古屋グランパス、テコ入れで小西工己常務役員に白羽の矢

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小西工己常務役員
小西工己常務役員 全 2 枚 拡大写真
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2016年12月1日付

●OPEC減産合意、8年ぶり、日量120万バレル(読売・1面)

●今年の「ヒット商品番付」横綱「リオ五輪」「ポケGO」(朝日・10面)

●EV新組織社長直轄、トヨタ、迅速な意思決定目指す(毎日・7面)

●歩行者検知機能高めた「タント」ダイハツ、改良モデル発売(毎日・7面)

●クルマの未来ホンダ米国の挑戦、高級車ブランド再生に躍起(産経・11面)

●ベンツ3万5000台リコール(産経・24面)

●ベア「3000円以上」軸に検討、自動車総連、前年と同水準、17年春闘(東京・7面)

●ハワイで3邦人死亡、東海大系列学生ら交通事故(東京・29面)

●アキッパ、トヨタと連携、レンタカー駐車場と共有(日経・15面)

●ガソリン0.2円安、3週連続下落(日経・23面)


ひとくちコメント

トヨタ自動車が発表した人事異動が興味深い。まず12月1日に発足する電気自動車の開発や戦略を進める「EV事業企画室」を、豊田章男社長の直轄組織として社長自らが陣頭指揮を執ることになった。

きょうの各紙が取り上げているが「意思決定や執行のさらなるスピードアップを図り、EVの早期投入を目指す」という。

EV事業企画室には、副社長の加藤光久、寺師茂樹の両氏も統括役員となり、4代目『プリウス』やプラグインハイブリッド車(PHV)「プリウスPHV」の開発責任者も務めている豊島浩二氏が室長に就任する。

一方、豊田章男社長が会長を務めるグループ子会社の名古屋グランパスのテコ入れを図るため、中型車を担当する社内カンパニーのエグゼクティブバイスプレジデントを務めていた、小西工己常務役員を社長含みで出向させるという。小西氏は12月1日付で総務・人事本部長付になる。

サッカーのJ2への降格が決まったグランパスでは、その責任を取り、久米一正社長が辞任し、副会長だった佐々木真一氏が暫定的に社長に就いていた。小西氏は広報部門が長く、米国駐在などの海外経験も豊富でグローバルでの人脈が広い。小西氏の手腕で早期のJ1復帰を目指す狙いがある。

《福田俊之》

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