【F1】ロズベルグ引退により、メルセデスのシート争奪戦が過熱…アロンソやベッテルの名前も浮上

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ロズベルグ引退により後任探しの急務が発生したメルセデス
ロズベルグ引退により後任探しの急務が発生したメルセデス 全 10 枚 拡大写真

2016年のF1ワールドチャンピオンとなったニコ・ロズベルグが2日に突然の引退表明をしたことにより、急きょ空席となったメルセデスのシート争いが過熱している。

ルイス・ハミルトンと激しいチャンピオン争いを展開し、最終戦アブダビGPで見事初の栄冠を手にしたロズベルグ。当初は2017年以降もメルセデスから参戦することが決まっていたが、子供の頃から夢だったワールドチャンピオンになり目的が達成されたこと、また、このために家族に大きな犠牲を払ってきたこともあり、チャンピオン獲得からわずか5日後に引退を発表した。

もちろん、チーム代表のトト・ウォルフにとっても予想外の事態だったため、彼らはここから後任ドライバーを探すことになる。

候補として真っ先に挙がってくるのは、今年マノーでF1デビューを果たしたパスカル・ウェーレイン。彼はメルセデスのリザーブドライバーでもあり、テスト走行などでもシルバーアローのマシンをドライブする機会が多い。今年も戦闘力が低いマシンで何度もQ2進出を果たすなど才能十分で、まだ22歳ということもあり将来有望。メルセデスを長期的に支えてくれるドライバーという点ではぴったりの存在だ。

この他にも、何人かのドライバーが候補に挙っており、その中でもヨーロッパのメディアを中心に報じられているのがフェルナンド・アロンソ。昨年からマクラーレン・ホンダに移籍したものの、まだホンダの第4期チャレンジが軌道にのる途中ということもあり、しばらく優勝どころか表彰台にも上がれていない状況。一部では、ロズベルグの発表を受けてウォルフに早速コンタクトをとったという情報もあり、今後の動向に注目が集まる。

また、今季目覚ましい活躍を遂げたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にメルセデス陣営が目をつけており、すでに交渉に入っているのではないかという噂もある。さらに今季は未勝利に終わってしまったセバスチャン・ベッテルや、メルセデスのパワーユニットを扱うウィリアムズで活躍中のバルテリ・ボッタスなど、候補ドライバーも数名いる状況だ。

2017年に向けての各チームドライバー体制は、ほぼほぼ動きが終了していたかに見えたが、ロズベルグ引退により、このタイミングでラインナップがシャッフルされる可能性も出てきた。

《吉田 知弘》

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