東京メトロでも台車部品のアスベスト不適切処理

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車両の断面図。心皿ブッシュなどの台車部品にアスベストが含まれている。
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東京地下鉄(東京メトロ)は12月6日、石綿(アスベスト)を含む部品を搭載していた車両を廃車にした際、一部で不適切に処理したものがあると発表した。

発表によると、7000系電車を2006年から2008年にかけて廃車にした際、台車の部品にアスベストが含まれていることを処理業者に伝えないまま、廃棄物として処理を依頼していた。

国土交通省関東運輸局からの指示を受けて過去の処理方法を調査した結果、判明した。2009年以降に廃棄した台車は、処理業者にアスベストが含まれている部品であることを伝えており、適切に処理されていることを確認しているという。

7000系は、帝都高速度交通営団(営団地下鉄)時代の1974年から1989年にかけて製造された電車。有楽町線用の車両として開発され、現存する車両は有楽町線のほか副都心線も走る。廃車になった車両の一部はインドネシアに譲渡され、ジャカルタの都市鉄道で運用されている。東京メトロは「当該部品に含まれる石綿は、成形された樹脂に混合し固形化しているため、走行中に飛散する恐れはありません」としている。

鉄道車両のアスベスト含有部品の廃棄処理では11月、JR北海道・JR東日本・JR東海・JR西日本の4社で不適切な処理が行われたことが明らかになっている。

《草町義和》

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