トヨタ 水島専務「年100万台のペースで一気に展開」…新パワートレイン

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トヨタの水島専務
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トヨタ自動車は12月6日、都内でパワートレーン(パワートレイン)技術の説明会を開き、水島寿之専務役員が新開発のエンジンなどを2021年までの今後5年で19機種を集中投入する計画を表明した。

水島専務は今年4月に発足した社内分社組織である「パワートレーンカンパニー」のプレジデントを務める。新たなパワートレーンは、同社の開発手法であるTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の一環として取り組んでおり、エンジン、ハイブリッドシステム、トランスミッションでそれぞれ開発を進めている。

コンパクト化や燃焼技術などの追求で、高い環境性能と走行性能の両立を目指す。水島専務は開発テーマを「ダイレクト&スムース」と紹介し、「トヨタの走りを変えることを意図している」と述べた。

エンジンでは構造や要素技術の統一化などにより、開発効率の向上も図っていく。17年にはまず、4気筒の2.5リットルガソリンエンジンや、このエンジンによるハイブリッドシステム、さらにトランスミッションではFF車用の8速ATなどを商品化する。

21年までにはエンジンで9機種、ハイブリッドシステムで6機種、トランスミッションでは4機種の計19機種を市場投入する。水島専務はこれらを搭載したモデルの販売は「21年までに年100万台のペースで一気に展開したい」と語った。同年には日米欧と中国で販売するトヨタ車の6割以上が新パワートレーンの搭載車になる見込み。また、同年に販売するトヨタ車のCO2排出量は15年比で15%以上の削減を見込んでいるという。

《池原照雄》

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