三菱商事と日立、ドローン事業の新会社を設立…農業や建設でサービス

航空 企業動向
農業分野でのドローン活用イメージ
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三菱商事と日立製作所は、ドローンを始めとする航空機や人工衛星による上空からのデータ取得と、クラウドによるデータ解析を組み合わせた産業用総合リモートセンシングサービス企画・開発する合弁会社「スカイマティクス」を設立し、12月5日に営業を開始した。

スカイマティクスの資本金は2億9000万円で、出資比率は三菱商事が66%、日立が34%。

三菱商事は新会社の設立とともに、産業用ドローンを開発するプロドローンに出資した。

ドローンや人工衛星に搭載したセンサーが上空から取得するデータは、産業分野で事業効率化、低コスト化、正確性の向上に寄与することが期待されている。しかしデータ取得や業務に活かすための解析を行うシステムを、自社で構築し運用することは困難だ。

新会社は、三菱商事の国内外の幅広いネットワークと蓄積された事業経験により顧客ニーズを開拓し、日立が持つITと社会インフラ両分野の専門技術とプロドローンによる産業用ドローンの開発力を組み合わせ、データ取得から解析までを一括で引き受ける最適ソリューションを提供する。

具体的には、農業分野で専用ドローンを使って正確、効率的な農薬散布のサービスや作物の生育状況の分析結果を提供するサービスを展開する。建設分野では、現場で各部品につけたICタグをドローンで読み取ることで、効率的、安全に部品の加工状態や在庫状況を確認できるサービスを2017年から提供する。

将来的には、これらソリューションを提供する過程で蓄積されるビッグデータと、進化するIoT技術を組み合わせることで、データプラットフォームのサービス提供も目指す。これらによって各産業分野の行動、意思決定につながる高度な解析や、産業分野を超えた新しい価値創出を支援する。

《レスポンス編集部》

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