日立の英国鉄道工場、第1号車両が完成…IEP向けクラス800

鉄道 企業動向
日立レールヨーロッパのニュートン・エイクリフ工場。このほど同工場で第1号の車両が完成した。
日立レールヨーロッパのニュートン・エイクリフ工場。このほど同工場で第1号の車両が完成した。 全 1 枚 拡大写真

日立製作所は12月9日、日立レールヨーロッパが英国内に建設した鉄道車両工場で第1号となる車両が完成したと発表した。

日立レールヨーロッパは、日立製作所グループの英国鉄道システム事業会社。ニュートン・エイクリフ(英国ダーラム州)に鉄道車両工場を建設し、2015年9月に開所。英国の都市間高速鉄道計画(IEP)などに導入する車両の製造を開始した。

発表によると、今回完成したのはIEP向け高速車両「クラス800」。日立の英国向け鉄道車両はこれまで日本の工場で製造されてきたが、今後は現地生産が本格化する。日立製作所は「ニュートン・エイクリフ工場の製造ラインから第一号車両が出荷されることは、本プロジェクトにとってマイルストーンとなります」としている。

日立レールヨーロッパはニュートン・エイクリフ工場で2017年春までに約900人を雇用し、2019年までには製造工場や車両保守施設を含む英国内の14拠点で従業員数が約2000人になる予定。車両製造のほか車両保守も行い、2020年までには英国最大規模の車両保守事業者になる予定という。

《草町義和》

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