人の触覚に近い機能を持った"柔らかなロボット"、米コーネル大学が開発

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 米コーネル大学の研究機関が、人の触覚に近い機能を持ったロボットを開発し、海外メディアの間で話題となっている。

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 今日知られている、一般的なロボットの"手"部分というのは、剛性の高いものが多い。触覚を得るためには、電気信号を得ているものが多く、またモーターによって駆動するため、それらの素材は往々にして金属だ。やわらかい素材を使ったロボットも登場はしているものの、人間の手に近いものかと問われれば、まだそうとは言えない状況にある。

 こうした状況から分かるとおり、「ソフトロボティクス」と呼ばれる研究分野は、その素材開発から苦戦を強いられてきた背景がある。ハーバード大学が今年8月に明かした、完全自律型のタコ型ロボット「Octobot」は、3Dプリンターによって生成され、パーツがすべてソフトな素材で構成されている点が話題になった。

 今回登場した、コーネル大学のOrganic Robotics Lab.が研究開発を進めているロボットは、“Gentle Bot(やさしいボット)”と名付けられており、その手はトマトに優しく触れることで、最も熟したものがどれかを判別することができる。同ロボットに関する論文のリード・オーサーであるHuichan Zhao氏が、ニュースメディアNPRに対して語った内容によれば、LEDを含む伸縮性光導波管を、空気圧フィンガーのすぐ近くに配置することによって、繊細な触覚を得ることに成功したという。同氏はNPRに対し、「ソフトロボティクスと呼ばれる技術を用いれば、より人間に近いソフトな手を作り出すことができる」とも語っているが、まだ素材を認識できないなどの問題点も抱えており、工業分野で利用するには、追求されている素材のやわらかさとともに、そうした問題を解決していく必要もありそうだ。

 映画「ベイマックス」で描かれたバルーン型のケアロボットは、見るからに柔らかな素材でできていた。それはあくまでもSF世界の代物かとも思われたが、昨今のAIの進化とあわせて見ると、近からず遠からずなところまでは来ているのかもしれない。

《Tsujimura@RBB TODAY》

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