航空機整備業務専用アプリの開発---JALとIBMで整備士の働き方改革

航空 企業動向
航空機整備業務専用「IBM MobileFirst for iOSアプリ」のイメージ
航空機整備業務専用「IBM MobileFirst for iOSアプリ」のイメージ 全 2 枚 拡大写真

日本航空(JAL)と日本アイ・ビー・エム(IBM)は共同で、航空業界における整備士の働き方を変革することを目的に、航空機整備業務専用アプリを開発、2017年4月から導入する。

現在の運航整備では、航空機が到着する前、整備士がオフィスで複数のシステムを操作し、事前に担当する航空機のフライト・スケジュールや過去の整備記録を確認する。そして実施した整備内容を紙に記入した後、オフィスに戻ってシステムにも入力して記録するなど、煩雑な事務作業をこなしている。

今回開発する航空機整備業務専用「IBM MobileFirst for iOSアプリ」を活用することで、整備士はこれまでオフィスで行っていた事務作業のほとんどを、iPhoneを使って場所を選ばず実施することができる。画像や動画もアプリ上で手軽に活用でき、航空機の状況をタイムリーに関係者間で共有することが可能になる。

また、発着予定時刻などのフライト・スケジュール、ゲートの変更といった最新情報をiPhoneのアラート機能を活用してタイムリーに受け取り、迅速な対応が可能となる。

アプリはiPhoneやiPadで利用可能で、整備士が航空機整備を効率的に行うため、場所を選ばず必要な情報の閲覧や入力などを行うことができるとともに、世界のエアライン整備士が活用できる業界標準アプリとなることを目指した作り込みを行っている。

JALでは、アプリを活用して整備士の業務を変革し、航空機の品質と世界トップの定時性の向上を目指す。

《レスポンス編集部》

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