パイオニア、眠気を検知・改善するモニタリングシステムを開発

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心拍数からドライバーの眠気を早期に検知し、振動を用いて覚醒レベルを改善・維持
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パイオニアは、眠気を早期に検知して改善する「ドライバーモニタリングシステム」を開発し、2020年以降の市場導入を目指している。

居眠り運転による自動車事故は、死亡・重症率が高く、事故抑止のために、ドライバーの状態変化を検知して改善する機能やシステムへのニーズが高まっている。また、将来の自動運転においても、手動運転が併存するレベル3では、手動運転へ切り替える際にドライバーが運転可能な状態か否かを事前に判断する必要があるため、ドライバーの状態検知機能やシステムが必要と言われている。

パイオニアが開発しているドライバーモニタリングシステムは、心拍計測および独自の解析アルゴリズムを用いた眠気予兆検知技術と、振動による効果的な覚醒レベル改善技術を連携させることで、ドライバーの覚醒レベルの低下を未然に防止できる。

同社では、ドライバーの居眠り運転防止や、自動運転車(レベル3)における自動運転から手動運転へのスムーズな切り替えなどへの活用を想定。今後は、シミュレーターおよび実走行によるサンプルデータの収集と分析を積み重ねていくことで、システムの眠気検知精度および覚醒レベル改善効果の向上を図り、2020年以降の市場導入を目指す。

なお、2017年1月に米国ラスベガスで開催される「CES 2017」および、幕張メッセで開催される「東京オートサロン 2017」に、同システムを搭載したデモ機を参考出品する。

《纐纈敏也@DAYS》

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