ロシア新車販売0.6%増、23か月ぶりに増加 11月

自動車 ビジネス 海外マーケット
トヨタRAV4
トヨタRAV4 全 6 枚 拡大写真

欧州ビジネス評議会(AEB)は12月8日、11月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、13万2346台。前年同月比は0.6%増と、23か月ぶりに前年実績を上回った。

ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。11月は2万5507台を売り上げ、前年同月比は18%増と、5か月連続で前年実績を上回った。販売の主力は『Granta』で、8516台。前年同月比5.4%減と、16か月連続で減少する。新型車の『ベスタ』は5661台。前年同月の3.2倍と、販売増に貢献する。

2位は韓国のヒュンダイで、10月の3位から上昇。その販売台数は1万5779台。前年同月比は4%増と、2か月連続で前年実績を上回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が8259台。前年同月比は28%減と、9か月連続で減少した。新型SUVの『クレタ』は、4814台を販売。

3位は、韓国のヒュンダイ傘下のキアで、10月の2位から後退。11月は1万4651台を販売し、前年同月比は4%増と、2か月連続で増加した。コンパクトカーの『リオ』が、10月のロシア最量販車の8408台。前年同月比は1.8%増と、6か月ぶりに増加した。

4位は、引き続きルノー。11月実績は、前年同月比13%増の1万1631台と、3か月連続で増加した。『ダスター』が、前年同月比17.3%減の3569台と、4か月連続で減少。『サンデロ』は17.2%増の2806台と伸びる。

5位はトヨタで変わらず。11月は8081台を販売。前年同月比は7%増と、3か月連続で前年実績を上回った。『RAV4』が2216台を販売。前年同月比は15.4%増と、4か月連続で増加した。

6位は、引き続きフォルクスワーゲン。11月は6973台で、前年同月比は8%減と、3か月ぶりに前年実績を下回る。主力の『ポロ』が4408台にとどまり、前年同月比は7%減と、2か月連続で前年実績を下回った。

日産は10月の9位から、11月は7位に上昇。ただし11月は5998台にとどまり、前年同月比は18%減と、23か月連続の前年実績割れ。『キャシュカイ』が1988台。前年同月に対して、2.4倍と伸びる。

2015年のロシア新車販売は、160万1216台。前年比は35.7%減と、3年連続で前年実績を割り込んだ。2016年1~11月は、前年同期比12%減の127万9987台にとどまっている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. 585万円で発売の軽キャンピングカーに注目…7月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る