【GARMIN eTrex Touch 35J インプレ後編】実際の活用方法を紹介、バーチャルな遊びも

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バーチャルアドベンチャーで宝探しをすることもできる
バーチャルアドベンチャーで宝探しをすることもできる 全 14 枚 拡大写真

ガーミン社のハンディGPS「eTrex(イートレックス)」シリーズに、最新モデルとして「eTrex Touch(イートレックスタッチ)35J」が登場した。後編では実際の活用方法を紹介してみたい。

ベースキャンプを活用しよう!

ガーミンのGPSデバイスで使える「BaseCamp(ベースキャンプ)」というソフトウェアがある。地図上にポイント、ルート、軌跡などのデータを管理、表示、作成することができ、GPSデバイスとの間でそれらのデータの読み込みや書き込みができるのだ。eTrex Touch 35Jを入手したのならこれを活用しない手はない。

eTrex Touch 35Jに付属している操作マニュアルによればWindowsパソコンのみの動作環境と表示されている。ところが実際に調べてみるとMacOSバージョンも存在していたのである。「garmin basecamp」を検索すると「ベースキャンプ」サイトが見つけられる。ダウンロードサイトそのものは英語だが、WindowsとMacの両方がダウンロードできるのでどちらかを選択すればいい。ダウンロードして「ベースキャンプ」を立ち上げると日本語表記されているので安心。

ソフトを立ち上げると「詳細な地図がありません」と表示されるが、eTrex Touch 35Jを接続するとデバイス内にプリインストールされた日本語版地図が使用できる状態になる。世界地図でもカナ表記になっているのがありがたい。ボクのルーティーンワークであるツール・ド・フランス取材においても、全コースをルート作成しておけば、間違えずにゴールまでたどり着けるなんて芸当もできる。

自分で地図を作成、操作は簡単

地図作成は簡単だ。2つのピンが点線で結ばれているイラスト、「新しいリスト」をクリックする。地図上にスタート地点とゴール地点を選択すると、2つの位置がピンク色のラインによって最短距離で結ばれる。このピンク色のラインの途中をドラッグして経由地に貼り付けていく。おおざっぱにルーティングしてもいいが、ミスコースしたくないなら道順を追って曲がり角ごとにドラッグ&ドロップしていく。経由地の最大数は250までという制限もある。神奈川県の大船駅から稲村ヶ崎温泉までおよそ13kmのトレールコースを作成してみたが、頭の中でルートが完ぺきに把握できていたこともありものの30分で作り上げてしまった。

自分で作成したコースは「稲村ヶ崎温泉へのトリップ」などとタイトルを付けて保存する。これをeTrex Touch 35Jに送信しておくと、eTrex Touch 35J側で画面上に呼び出して表示されるようになるので、それを選んでスタートボタンを押せばいい。

他の登山ルートサイトで作成したコースをインポートすることもできる。これらの書類はGPXファイルになっているので、まずはパソコン上にお目当てのコースのGPXファイルをダウンロード。そのファイルを「ベースキャンプ」にインポートすればいい。打ち込まれている経由地の間は直行ルートになっているので、なるべく細かく経由地を打ち込んだGPXファイルを使用するか、自らがルートを把握している場合はさらに細かく経由地を追加するといい。

GPSを使って遊んでみよう

Geocaching(ジオキャッシング)というバーチャルアドベンチャーも体験できる。ジオキャッシングとはGPSを利用した宝探しゲームで、地球規模で行なわれているという。宝探しといっても財宝を見つけて大もうけするというものではなく、ネット上で公開されている座標とヒントをもとに、その宝へたどり着くまでの過程を楽しむというゲームだ。

まずは公式サイトにアクセス。日本からネット接続すれば自動的に日本語サイトに案内される。最初にアカウントを作成するのだが、登録はもちろん無料だ。アカウント登録をすることにより、宝物の情報を見ることが可能になり、さらにその宝物を見つけた場合は、サイトに報告して発見ポイントがカウントされたりする。宝物を「隠す」側として参加することも可能だが、これは少し慣れてからチャレンジするといい。

登録時に自宅などの場所を座標として登録するのだが、その地点から近い順に宝物のありか(キャッシュ)が表示される。例えばどこかをクリックして探しに出ることにしよう。キャッシュを設置した人のIDや設置日、Size(宝箱の大きさ)、Difficulty(難易度)、Terrain(地形的な難易度)など多くのヒントや属性が表示される。キャッシュの座標も表示されているので、その数値を直接GPSに打ち込んでもいいが、直接GPSデバイスにデータを送り、デバイスを片手に持って宝探しをするのである。

公式サイトによると実際の宝は、動物に荒されないようなキャッシュコンテナに入って大自然の中に隠されているようだ。収納されているノートに記帳したり宝物をもらったりする。用意した宝物を1つ置いて、代わりに1つもらっていくというのがルールのようだ。

eTrex Touch 35Jは実生活での道路ナビからバーチャルアドベンチャーまで、さまざまな使い方ができるのが楽しい。

《山口和幸》

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