「13度以下にならない家」がある街、さいたま市に来春誕生

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建設中の「浦和美園 E-フォレスト」(12月26日、メディア公開時)
建設中の「浦和美園 E-フォレスト」(12月26日、メディア公開時) 全 22 枚 拡大写真

ヒートショック死亡件数が世界で最も多い日本。その不名誉を返上できるか---。埼玉県さいたま市の「次世代自動車・スマートエネルギー特区」に、低炭素で災害に強い先進的環境タウン「浦和美園 E-フォレスト」が誕生。2018年3月の街開き・入居をめざして工事がすすむ。

[写真22枚]

次世代自動車・スマートエネルギー特区は、国が支援する地域活性化総合特区制度に指定された区域のひとつ。このさいたま市の次世代自動車・スマートエネルギー特区のほかに、千葉県浦安市のスマートウエルネスシティ総合特区や、神奈川県のさがみロボット産業特区などがある。

ヒートショックとは、急激な温度差に身体がさらされることで、血圧や脈拍が大きく変動し、体調を崩す現象。年間1万7000人がこのヒートショックで急死し、交通事故死亡者数約4100人(2015年)を上回る数に達している。

こうした課題を解決すべく、埼玉県やさいたま市などは、浦和美園 E-フォレスト プロジェクトを起動。埼玉高速鉄道浦和美園駅と東北自動車道浦和インターチェンジの間にはさまれたエリアに、HEAT20グレード2基準(断熱性能推奨水準)を満たした住宅を、市と県内ハウスメーカー3社(中央住宅21区画、高砂建設6区画、アキュラホーム6区画)で開発した。

「全館、従来の部分完結暖房より、エネルギー量で約20%削減する。暖房期の全時刻で、すべての部屋の室温が、暖房器具を使わなくても15度をほとんど下回らない。下回ってもその確率は15%以下。13度を下回ることはない」

中央住宅は、コモンスペース「つなぐ庭」を中心に、「木肌のリビング」と「森のダイニング」といった素材と、スタジオキッチン・アトリエリビングといった空間の、計4パターンのプランで構成した21邸をつくる。

高砂建設は、埼玉の優良木材「西川材」と外断熱二重通気工法を組み合わせた「温度差のない環境」の住宅をつくる。アキュラホームは、「ママの家事ラク」に貢献する玄関・シューズクローク、ダイニングキッチン、洗面室の回遊動線などで構成する。

12月16日、メディアなどに先行公開された現場には、パナソニック製200Vの電気自動車用充電器などが標準装備されたモデルルームが確認できた。埼玉県住まいづくり協議会は「宅地内の共用部(コモン)を利用し、電線類の地中埋設化も実施。景観向上や、災害時の安全確保なども期待できる。また『つなぐ庭のある街区』として2016年度グッドデザイン賞を受賞した」と伝えていた。

《レスポンス編集部》

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