【トヨタ C-HR】突き抜けたい、やりきった。デザイナーが語るモデリスタBOOST IMPULSE STYLE

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【トヨタ C-HR】突き抜けたい、やりきった。デザイナーが語るモデリスタBOOST IMPULSE STYLE
【トヨタ C-HR】突き抜けたい、やりきった。デザイナーが語るモデリスタBOOST IMPULSE STYLE 全 12 枚 拡大写真

東京オートサロンではトヨタC-HRのカスタマイズゾーンとして6台が展示され、そこにはモデリスタが提案するモデルの2台が含まれている。その一台がこれまでのモデリスタのイメージから一歩抜きんでた『C-HR BOOST IMPULSE STYLE』だ。

このデザインを担当した、トヨタモデリスタインターナショナル デザイン部の古長 力(こちょう ちから)さんに、その思いを語ってもらった。

C-HRは格好いい

----:最初にC-HRをご覧になった時の第一印象はいかがでしたか。

古長:素直に格好いいと思いました。コンセプトカーなどを見ていたのですが、それとかなり近かったのでとても驚きました。

----:では、デザインを任されてどう思いました?

古長:とてもプレッシャーはありましたが、すごくやりたかったので嬉しかったですね。ただし、非常にデザインコンシャスなクルマなので、どのような方向性でどんなデザインにするかを相当悩みました。社内のデザイン検討会に向けて、これまでで一番デザインスケッチを描いたと思います。販売台数も多いクルマなので当然見る目も厳しく、ハードルがどんどん上がっていきましたが、こちらもなにくそ(笑)と提案して行きました。とても苦労しましたが良いものが出来たと思います。

C-HRはプリウスに続くトヨタのTNGA第2弾として、モデルチェンジではなく新型車として世に出るクルマなので自分でもやりきりたかったという思いもありました。今回2つのスタイルを設定していますが、1つはスタイリッシュな正統派モデリスタスタイルでしっかりと抑えながら、もう一方は今までにない新しいモデリスタのスタイルの創出を目指した攻めの企画としてデザインしました。それがBOOST IMPULSE STYLEです。
まず考えたのは、これまでのモデリスタの考えを突き抜けたいということでした。ベース車がとてもアグレッシブなスタイルですので、それにきちんとフィットし、モデリスタらしさを出しながらも、一歩踏み出した新しいデザイン価値を提案したいという思いです。

見ただけで気持ちが高揚するBOOST IMPULSE STYLE

----:それではBOOST IMPULSE STYLEはどのようなデザインイメージなのでしょう。

古長:“よりアグレッシブで、スポーティで先進的”というキーワードでデザインしています。このネーミングの、BOOSTとは押し上げるなどの意味がありますが、いわば気持ちが高揚しているイメージです。そして、IMPULSEは衝動に駆られるという意味合い。つまり、このクルマを見た時に気持ちが高揚し、乗って出かけてクルマをもっと楽しんでもらいたいのです。実際にショールームへクルマを見に来た時に、BOOST IMPULSE STYLEを見てそんな気持ちになってもらえたら嬉しいですね。

突き抜けたイメージのエクステリア

----:その気持ちを高揚させるBOOST IMPULSE STYLEのデザインのディテールを教えてください。

古長:フロント周り、特にウイングの形状はアグレッシブかつ、最先端のテクノロジーといったメカニカルで先進的な雰囲気を出したいと考えました。そこで、そのイメージに近いF1や戦闘機からインスピレーションを得ながら、C-HRに似合うようにデザインをしていきました。ブラックアウトされたディフューザー左右にはLEDを内蔵しており、点灯した時にはツヤのあるブラック面から浮かび上がるようにイルミネーションが発光する今までにないような光り方を表現しました。
また、 ベース車両であるC-HRは全体的にボディアンダーが黒なので、軽快感はありますがパーツを付ける事で、その軽快感が失われないようにボディカラーと黒の塗り分けを随所に採用しました。クロスオーバーというよりは次世代クーペをイメージして、ボリューム感はありつつも、スポーティかつアグレッシブで先進的なデザインに仕上げています。

もうひとつこのフロントスポイラーは左右のウイング形状が造形的な特徴となっています。BOOST IMPULSE STYLEは、従来にはないデザイン的な見せ方をしたかったので、ウイング両端を上側に伸ばし、まわりの造形からあえて突き抜けさせました。こうすることで、よりアグレッシブで大胆な印象をブーストさせています。通常では、ほかのパーツとの嵌合がありますから、もう少し部品同士の収まりが良い造形にするのですが今回はもう一歩踏み出したい、突き抜けたいという思いからトライしました。

----:その色使いも特徴的ですね。

古長:そうですね。C-HRはダイナミックなデザインコンセプトを持つクルマなので、モデリスタとしても、よりアグレッシブに見えるイエローの塗装済み設定色を用意しました。このカラーは訴求する時にとてもインパクトがあり、イメージリードできるので、今回のBOOST IMPULSE STYLEはイエローが1番のオススメです。
また、フロント周りではボディ色だけでは重くなりすぎるので、抜けのあるブラックを配色しました。サイドスポイラーの塗り分けも、ボディ色側の鋭い刀のような表現をシャープに見せ、ボリュームは感じながらも重くなり過ぎないバランスを追求しました。

■違う素材を合わせて見せて新しさを表現

----:インテリアもエクステリアに負けず劣らず特徴的ですね。

古長:はい。インテリアは違う素材を一緒に見せることで、新しさを感じさせようというのが大きな目的です。ボディパーツでも黒とボディ色のコンビネーションを多用しているのと同様に、インテリアパネルも単一の柄だけではなく、その柄とメッキ調のアクセントというコンビネーションで今までと違った新しさや、ハイグレードな感じを狙いました。今回新開発した柄である『チタニウムグレイン』は、立体感のある触感が特徴ですのでぜひ実物を見ていただきたいです。

また、インテリアイルミネーションでも新しいことをやりたかったので、無機ELを使用した『イルミパネル』という新商品を設定しています。これはメッキ調のシフトベースフィニッシャーにライン状に発光するイルミネーションを内蔵させて未来感を演出しています。確かに便利になることはありませんが、今までにないような光り方、見せ方のこだわりを開発しましたので、先進性や驚きを感じてほしいと思います。

----:それでは最後にC-HR BOOST IMPULSE STYLEについて一言お願いします。

古長:このデザインは本当にやり切りました。モデリスタが作ったC-HR BOOST IMPULSEを見て、C-HRが欲しくなってくれると本当に嬉しいです。

《内田俊一》

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