ロードスター・パーティレースIII 日本一決定戦、梅田剛が王座獲得

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ロードスター・パーティレースIII 日本一決定戦、梅田剛が王座獲得
ロードスター・パーティレースIII 日本一決定戦、梅田剛が王座獲得 全 12 枚 拡大写真
12月3日、ロードスター・パーティレースIIIの日本一決定戦が岡山国際サーキットで開催され、タフなレースを制した梅田剛が王座を獲得した。

晴天に恵まれた絶好のレース日和、北日本、東日本、西日本の3シリーズで上位にランクインした19台のNDロードスターが参加。東日本(筑波)を4戦全勝、前哨戦ともいえる富士特別戦にも勝っている#12 梅田剛、寺田陽次郎監督率いるチームTERRAMOSの同僚でSUGO開催の北日本で4戦全勝の#56 鎌倉裕貴、地元開催の西日本でチャンピオンの#88 本多永一らが王者を目指す。



決勝はいつもより3周多い11周。ポールポジションを獲得したのは、マツダWIN(Woman in Motorsport)の#8 猪爪杏奈。しかし、緊張で足が動かず、クラッチミートに失敗。2番グリッドの梅田が楽々とトップに出る。4番手スタートだった鎌倉も好スタートを切り、1コーナー入り口で2位に浮上。猪爪は大きく後退してしまう。ここから、安定してリードを保った梅田に対し、鎌倉は3番手スタートの#122 八田新一や、8周目で八田を抜いた#28 連(むらじ)貴洋の激しい追い上げで、梅田を追うどころではない状態となる。



一旦落ち着いたかに見えた2位争いのバトルはファイナルラップに再燃。八田が猛然と連に迫り、一時は逆転するが、最終コーナでスピンして万事休す。梅田を先頭に鎌倉が2位、連が3位でチェッカーを受けた。ところが、連がレース後の車検で車重不足のため失格に。八田は危険行為と判断され、30秒加算のペナルティを受けて13位にポジションダウン。その結果、3位の座は#78 杉野治彦に。以下、猪爪、本多、#92 吉岡卓朗までが入賞となった。



梅田は「去年は最後に負けて悔しかったので、今年は準備万端整えきた。予選で負けてどうしようかと思ったし、決勝も最後まできつくてタフなレースだった」と日本一の喜びと苦労を語った。鎌倉は「梅田さんと勝負したかったが、チームでワンツーという最低限の目標はクリアできた」と悔しさをにじませた。

これで、今シーズンのパーティレースIIIの戦いはすべて終了。各地区上位入賞者やほかのカテゴリーも含めた「マツダ・モータースポーツ表彰式」は、2017年1月13日の「東京オートサロン2017」の初日に、幕張メッセと近隣のホテルを会場に開催される。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 生まれ変わった三菱『エクリプス クロス』にSNSでの反応は!? ルノーOEMのEVに「日本はどうなる?」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る