駅から目的地までは超小型EVで…公共交通とカーシェアリングの連携を図る実証実験が開始

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駅から目的地までのラストワンマイル
駅から目的地までのラストワンマイル 全 2 枚 拡大写真

駅から目的地までのラストワンマイルを、超小型EVによる乗り捨てカーシェアリングで補完する実証実験が、12月20日、東京の中心地である大手町で開始された。地下鉄大手町駅の出口すぐの道路に、「カーシェアリングステーション」を用意した。

これは駅から目的地までの移動に利用することを想定したもの。国土交通省がカーシェアリングステーションを設置し、パーク24が実証実験に参加して実施される。

国土交通省東京国道事務所交通対策課の三條憲一課長は以下のように説明した。「このようなサービスは公共交通機関の補完となると考えており、実証実験を通じて、利用実態や利便性、安全性やヒヤリハットについても検証したい。また運用についての知見を得たいと考えている」。

実験の運用を担当するパーク24企画管理本部グループ企画部の杉山理恵子氏によると、「これまでパーク24が提供してきた乗り捨てカーシェアリングサービスは、当社の駐車場を起点としたものでしたが、今回のように道路上にカーシェアリングステーションを設置した事例は国内初です。この大手町駅すぐそばのステーションに加え、既存の88か所のステーション(駐車場にあるもの)を発着地点とした、乗り捨て型のカーシェアリングを提供することになります」とのことだ。

実証実験は、2016年12月20日から、約1年後の2017年12月下旬まで実施される予定だ。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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