クレジットカード要らずの「現金決済版Uber」 京丹後市で12月21日スタート

自動車 ビジネス 国内マーケット
京丹後市で12月21日から始まった現金決済版Uber
京丹後市で12月21日から始まった現金決済版Uber 全 12 枚 拡大写真

公共交通空白地で「現金決済できるUber」始まる。米国カリフォルニア州に拠点を置く Uber Technologies の日本法人 Uber Japan は、京丹後市のNPO法人 「気張る!ふるさと丹後町」とともに、12月21日から「公共交通空白地有償運送」で現金決済をスタートさせる。

もともとクレジットカードによるキャッシュレス決済が基本の Uber 。「公共交通空白地など、地方の高齢者などはクレジットカードを持っていない人も多い。これまでの京丹後市の公共交通空白地有償運送などであがってきたユーザーの声を反映し、現金決済できるシステムを導入し、高齢車の通院、買い物をサポートし、外出する機会を増やしたい」と Uber Japan 。

公共交通空白地有償運送を「利用したくても利用できない」という人の理由は、「スマートフォンがない」が19%、「クレジットカードがない」が21%、「目的地に行くことができても帰ってくることができない」が25%だった。

Uber Japan は、スマホやクレジットカードを持たないユーザー向けに、期間限定でタブレットを無償貸与し、近所の人が代理で配車を行う「代理サポーター制度」を9月から導入した。この現金決済導入で、タクシーと同様に車内でキャッシュで支払いができ、代理配車人に乗車料金を後納する手間がなくなる。

21日からの現金決済版Uberも、手順は従来のUberと基本的に同じ。App Store または Google Play ストアで Uber アプリをダウンロードし、登録後、支払い方法で「現金」を選択して配車をリクエストする。

現在、ドライバー18人で実施する「公共交通空白地有償運送」(通称「ささえ合い交通」)は、乗車可能地域が京丹後市丹後町、降車可能地域を京丹後市全域とし、最初の1.5kmまでが480円、それ以遠は120円/km加算で精算。利用者によるドライバー評価の平均は5点満点中4.92で、東京のプロドライバーの平均評価4.6を上回る。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る