【カーオーディオ・ユニット選びの極意】メインユニット編…1DINメインユニット

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
クラリオン・CZ215
クラリオン・CZ215 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオユニットの選び方のキモを公開している当コーナー。先週からは、「メインユニット」をテーマにお贈りしている。前回のタイプ解説に続き今回からは、タイプごとのトレンドを考察していこうと思う。まず今週は、「1DINメインユニット」を取り上げる。

かつては、メインユニットといえば、1DINのCDプレーヤー/チューナータイプが主流だったが、今はそうではなくなった。最大の理由は言うまでもなく、ナビを導入するユーザーが多くなったからだ。AV一体型のナビが、オーディオメインユニットとしてのスタンダードとなったからである。

とはいいつつも、ナビは要らない、という人にとっては、1DINもしくは2DINメインユニットは必需品だ。であるので現在も、各社からバラエティ豊かに製品がリリースされ続けている。

ただし、ハイエンドモデルと呼べる製品となると選択肢は非常に少ない。カロッツェリアの『DEH-P01』(税抜価格:10万円)と、 『DEH-970』(税抜価格:3万5000円)があるくらいだ。

ところでこの2機種は、相当にお買い得だ。ソースユニット、デジタル・シグナル・プロセッサー(DSP)、パワーアンプがセットになってこの価格なのだ。特に、『DEH-970』のリーズナブルさは驚異的と言っていい。この価格で本格システムに対応可能なプロセッサーはなかなかない。

対して、スタンダードな1DINメインユニットは、どのような機能になっているのかを、クラリオンの『CZ215』を例にみていこう。まずは、USB端子とAUX端子が備えられていることに注目したい。USB端子があればUSBに収めた音楽が聴けるし、iPodの音楽も聴ける。AUX端子ではピンケーブルを用意すれば、デジタル・オーディオ・プレーヤーやスマホのヘッドフォン端子とを繋ぐことができる。お使いのオーディオメインユニットにこれらが備わっていないというならば、そのためだけに最新のオーディオメインユニットに買い替えるというのもアリだ。車内エンターテインメントが一気に充実する。

調整機能もチェックしてみよう。当機の場合はグラフィックイコライザーが7バンドタイプとなっている。当機はそれとは別に、7バンドパラメトリックイコライザーによる「車両タイプ別チューニング」もプリセットされている。これを活用すれば、車種タイプごとでの音響特性の乱れを補正することも可能となる。

なお、システム発展性は以下のとおりだ。RCA出力が4chあるので、それを外部DSP、およびパワーアンプに接続することも可能だ。さらにはリアchはサブウーファー出力として使用することもできる。サブウーファーの追加を視野に入れる場合は、サブウーファー出力の有無はチェックしておきたいところだ。それが備わっているほうが、サブウーファーのコントロールがしやすくなる。

こんなところが最新1DINメインユニットのトレンドだ。各機で対応ファイル形式が少々異なっているので、そのあたりと、調整機能の充実度を比べれば、自分にとってのベスト機が見えてくるだろう。

さて次週は、2DINメインユニットの最新トレンドを解説する。お楽しみに。

【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 05「メインユニット編」#02 タイプ解説 その1「1DINメインユニット編」

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. タワーバーだけじゃない! ボディ補強パーツの最新事情と乗り味革命~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る