【GARMIN Oregon 750TJインプレ後編】機能は多彩、使いながらさまざまな活用価値を見出せる

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登山ルートは点線で表示される。水色の実線は歩いてきた道
登山ルートは点線で表示される。水色の実線は歩いてきた道 全 24 枚 拡大写真

ガーミン社のハンディGPS「Oregon(オレゴン)」シリーズに、フラッグシップモデルとして「Oregon 750TJ」が登場した。BluetoothやWi-Fiによる通信機能、高精度カメラなどを搭載。道案内役のGPSデバイスにさまざまな付加価値を投入している。

様々なワイヤレス通信機能で便利に

斜めに持ったときでも正確な方角を示す3軸電子コンパスは実際の登山やハイキング時に、出発する際や休憩したあとで「どっちに歩いていったらいいか」を把握することができる。また標高差を確認したり気象状況の変化を予測したりすることができる気圧高度計も内蔵されている。さらにはアクションカメラVIRBシリーズと接続すると、ジオタグ付きの写真や録画がリモートコントロール(遠隔操作)で撮影できる。ビデオカメラになぜリモコンが必要かといえば、例えばヘルメットの上にカメラを設置した場合に1人では撮影開始ボタンが押せないとか、自分の走りを撮影しようとコース脇にカメラを設置したときに遠隔操作できるなどのメリットがある。

Oregon 750TJに搭載されたワイヤレス通信機能の活用方法をさらに紹介しよう。登録したルートやポイントを他のガーミンのハンディGPSに転送できる機能を駆使すれば、2人以上で行動するときもすぐにデータの共有ができる。例えば登山口に集合したメンバー同士でその日のルートデータをその場で共有するなんてこともできる。Live Track機能はもっと楽しい。Oregon 750TJとスマホをBluetooth接続すると、スタート地点から現在の自分の居場所をリアルタイムにウェブ上で公開できるのだ。家族や友人などに自分が今どこにいるのかを知らせることができる。

BaseCampで自分用のルートを作ってみよう

ルートは本機を操作して作成することもできるが、ガーミンのGPSデバイスで使える「BaseCamp(ベースキャンプ)」というソフトウェアでつくるのがおすすめ。パソコンの画面に表示した地図にポイント、ルート、軌跡などのデータを入力することができ、GPSデバイスとの間でそれらのデータの読み込みや書き込みができるのだ。

ソフトを立ち上げると「詳細な地図がありません」と表示されるが、Oregon 750TJを接続するとデバイス内にプリインストールされた日本語版地図が使用できる状態になる。地図上にスタート地点とゴール地点を選択すると、2つの位置がピンク色のラインによって最短距離で結ばれる。このピンク色のラインを経由地にドラッグしていく。経由地の最大数は250だ。

こうして作成したコースはタイトルを付けて保存。これをOregon 750TJに送信しておくと、Oregon 750TJ側に記録されるので、タイトルを選んでスタートボタンを押せばいい。他の登山ルートサイトで作成したGPXファイルをインポートすることもできる。

事前にしっかり準備するのもいいが、他にも使い道いろいろ

実走したルートはGPSによってデータ取得され、パソコンと接続することで詳細情報が確認できる。地図上をカーソルが移動していく動画仕立てでルートが自動再生されるのも面白い。旅の思い出になることはもちろん、名前を付けて保存しておくことで再び挑戦するときの貴重なデータとなる。

このようにルートをきちんと作成して山に入るのもいいが、Oregon 750TJになにも入力しなくても途中で道に迷ってしまったときには重宝する。どこかでルートをロスして途方に迷うなんてことはよくあることで、元の場所に戻れるかどうかも不安になることがある。そんなときにハンディGPSがあればすぐに現在位置がわかり、もとの場所に戻れたり目的地につながる道路に出られたりする。

そんな切実な登山アイテムなのだが、Geocaching(ジオキャッシング)という宝探しゲーム的なバーチャルアドベンチャーも気楽に楽しめる。ネット上で公開されている座標とヒントをもとに、GPS機能を駆使して隠された宝にたどり着くまでの過程を楽しむというゲーム。Oregon 750TJに搭載された機能は多様で、使いながらさまざまな活用価値を見出すことになる。

《山口和幸》

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