【お城EXPO】日本の城、そのドラマを俯瞰し浸る…横浜で国内初開催

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安土城(「お城EXPO」12月23~25日、パシフィコ横浜)
安土城(「お城EXPO」12月23~25日、パシフィコ横浜) 全 8 枚 拡大写真

日本の城を愛する老若男女が横浜に集結した。国内初、城をテーマにした博覧会「お城EXPO」(12月23~25日、パシフィコ横浜)だ。初日は、お城のジオラマ模型展、現存十二天守模型展などに、カメラを持った歴女や、歴史好きグループ、家族連れなどの姿があった。

「お城のジオラマ模型展」フロアは、城郭模型作家・岐部博氏が製作した城ジオラマをずらり展示。北の五稜郭から、南は福岡城まで、40にのぼる城郭の世界が立体で描かれている。各地の城郭をジオラマ化するにあたり、岐部氏は、「インターネットに公開されたいろいろな角度からの画像を参考とし、組み合わせて製作」「城に関する出版物を中心に各種画像を参考に制作」などとコメント。来場客は、600年も前に存在した城の風景を大空から俯瞰するように注視していた。

また、江戸時代以前に建設された天守で、国内に現存する12城を模型で再現した「現存十二天守模型展」フロアは、大神田昭司氏が製作した1/75の模型などを展示。お城EXPO実行委員会は、これら模型について、「現地に足を運んでスケッチや実測を行い自ら詳細な設計図を作成、やがて国立国会図書館などに収蔵されている古の城郭設計図や修理報告書なども参考にしながら精密な模型を作り続けました。なかでも姫路城の天守模型は、完成までに2年を費やしたといいます」と説明。高さ1メートルほどもある模型もあり、同フロアには、上から下から、右から左からその1/75モデルに見入る男女の姿があった。

お城EXPOでは、こうした展示のほか、ご当地キャラクターによるステージショー、観光・物販・土産ブース、日本100名城写真展、お城シアター、専門家などによるトークショー、フォーラムなども実施。24日には、落語家・春風亭昇太氏、千田嘉博教授、城郭ライター萩原さちこ氏によるトークショー「山城の魅力を語る!」や、黒田基樹教授による講演会「秀吉の小田原攻めの意義と背景」、日本城郭協会・小和田哲男理事長、小田原城天守閣・諏訪間順館長、歴史小説作家・伊東潤氏らによるフォーラム「小田原攻めの実態に迫る」が行われる。

25日は、粟田建設・粟田純徳代表取締役らによるトークショー「信長が登用した穴太衆とその石垣」や、歴史学者・平山優教諭による講演会「真田三代と真田丸」、お城イラストレーター香川元太郎氏、坂本昇治プロデューサーらによるトークショー「城を極める! 城で遊ぶ!」などが行われる。

《レスポンス編集部》

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