【ドライブコース探訪】道の駅で出会った「豊田佐吉の味」

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道の駅潮見坂の「佐吉御膳」
道の駅潮見坂の「佐吉御膳」 全 6 枚 拡大写真

浜松の南から豊橋方面に向かって延びる無料の専用自動車道、浜名バイパス~潮見バイパス。レクサス『RX』でツーリング中、潮見バイパスの西端に位置する「道の駅潮見坂」に立ち寄った。

【画像全6枚】

道の駅潮見坂は比較的小規模な道の駅だ。砂浜に直接出られることから人気が高く、夏季は大混雑するのだが、その他のシーズンは混雑することは少なく、のんびりすることができる。売店で売られている浜名湖焼きはモダン焼きの具にたっぷりとしらす干しを入れたものでなかなか美味しい。

中核施設であるレストランに目をやると、そこにのぼりが立てられていた。「発明王、豊田佐吉翁生誕150年 佐吉御膳」とある。豊田佐吉とは、言わずと知れた豊田式自動織機の発明者にしてトヨタグループの開祖である。トヨタと言えば三河というイメージが強いが、生まれたのは遠江国敷知郡山口村、すなわち静岡県湖西市山口。道の駅潮見坂から生家、豊田佐吉記念館まではほんの10分ほどというロケーションである。

湖西市では豊田佐吉生誕150年イベントを来年2月まで行っている。道の駅潮見坂の佐吉御膳はそれにあやかったものだ。1日限定10食でお値段1800円也。ちょっと奮発して、その佐吉御膳とやらを食べてみた。

名前はたいそうだが、中身はひつまぶし&うどんセット。最初に半分ほどひつまぶしをそのまま食してみる。味はごく普通のうなぎだ。普通というのは、露骨なレトルトと違って、ちゃんと炙ってあるということ。香ばしさはしっかり出ており、うなぎを食べたという気分に浸れるレベルにあった。改修前の浜名湖サービスエリアで出されていたひどいレトルトとは雲泥の差である。

続いて出汁と混ぜて残りをいただいてみた。・・・うーん、なかなか美味だ。もちろんこれも単なるひつまぶしの一形態なのだが、昨今のうなぎ高騰を考慮するとそこそこお手軽な価格でうなぎの味が楽しめるのは嬉しいポイントと言えよう。浜名湖の面目躍如といったところである。近代日本の黎明期を駆け抜けた破天荒な発明王、豊田佐吉の名を冠した定食、近くを通った時に話のタネに食べてみるのも面白いかも!?

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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