【住宅・都市イノベーション展16】スロヴァキア製“キャンピングハウス”、電気や水も製造

自動車 社会 社会
スロヴァキア製「エコカプセル」の模型
スロヴァキア製「エコカプセル」の模型 全 3 枚 拡大写真

キャンピングハウスにもいろいろあるが、これほどユニークなものはほかにないだろう。なにしろ形は卵形で、風力と太陽光で電気を発電し、雨水から飲み水もつくってしまうからだ。

その名は「エコカプセル」。スロヴァキアの会社が製造するキャンピングハウスで、ワイビーエム・ジャパン(本社・石川県野々市市)が日本で来年後半から販売する予定だ。

「今回の展示会では実物が間に合わず模型という形になりましたが、この家には風力、太陽光と蓄電池が装備されており、電源を必要としません。水についても、雨水を濾過して飲み水にできます。また、シャワーや洗い物の水も生活用水として再利用できます」とワイビーエム・ジャパンの関係者は説明する。

そのほか、残飯や排泄物をバクテリア分解する装置もついているという。家の大きさは約10平米で、なかにはベッド、トイレ、キッチン、ダイニングテーブルがある。最も受注生産なので、なかは注文に応じていくらでも変えることができる。畳も可能とのことだ。

「実物は来年6月頃入ってくる予定なので、機会を見て展示会で披露しようと考えている」と同社関係者。価格は本体が5900ユーロで、保証金が2000ユーロ。そのほか、輸送費や税関対応費などもかかり、日本円にして800万円ほどになるそうだ。すでに同社では注文を受け付けている。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る