今こそ語れ「デリカ愛」…三菱のロングセラー デリカD:5 オーナーが語る「唯一無二」

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4名のデリカD:5オーナーが「デリカ愛」を語る
4名のデリカD:5オーナーが「デリカ愛」を語る 全 24 枚 拡大写真

10月にクリーンディーゼルモデルの特別仕様車「シャモニー」と「ローデスト ロイヤルツーリング」を発表、ますます商品力を高める中、2017年には発売10周年を迎える三菱『デリカD:5』。三菱の主力モデルとしてロングセラーを続けるその秘密はどんなところにあるのだろうか。今回レスポンスでは、4名のデリカD:5オーナーを集めた座談会を実施。オーナーの想いから、その魅力を紐解いて行く。

今回座談会に参加頂いたのは、阿部充夫さん、佐藤元紀さん、染谷隆之さん、中村和路さんの4名。司会進行はモータージャーナリストの高山正寛氏。

4名の愛車の年式、グレードは以下の通り。

阿部充夫さん:2015年式 D-プレミアム
佐藤元紀さん:2015年式 D-パワーパッケージ
染谷隆之さん:2016年式 D-パワーパッケージROAR仕様
中村和路さん:2008年式 G-パワーパッケージ

元・ランエボ乗りからデリカ歴20年の強者まで


----:まずは皆さんのデリカD:5歴から教えてください。

阿部:昨年の10月に納車して、それから乗っています。三菱歴でいえば1988年からですね。『パジェロ』に3台乗り継いだんですが、2台目は10年近く乗って、3台目は18年乗りました。28年ずっと三菱ですね。

佐藤:2015年9月に買ったので1年2か月くらいです。前車は『ランエボX』で、出たばっかりの2007年12月から乗っていました。本当は手放したくなかったんですけど、3人目の子どもが生まれまして(笑)でも、買い替えるならデリカD:5というのは絶対条件でした。

中村:デリカ歴は2008年の10月から。普通のミニバンって、2-3-2のシートレイアウトが圧倒的に多いんですが、家族で3列目シートまでウォークスルーで目いっぱい使いたかったんです。デリカD:5のレイアウトは2-2-3の7人乗りでまさに理想でした。即決しましたよ。

染谷:今のデリカD:5は今年の1月に乗り換えたばかりなんですが、実はデリカD:5は3台目なんです(笑)

(一同笑)

染谷:一番最初は発表された当時にガソリン車を買って、2台目はガソリン車の「ローデスト」にしました。そうしたらディーラーのセールスからディーゼル車が良いと勧められて…今回はディーゼルを購入しました。実はデリカとしては「スターワゴン」から「スペースギア」を乗り継いで、これで5台目です。

----:筋金入りのデリカオーナーですね(笑)

中村:じゃあもうディーゼルターボの良さは、よくわかっているわけだ。

染谷:そうですね。だから三菱歴でいうと、免許をとってからなのでもう20年になります。


左から、染谷さん、中村さん、佐藤さん、阿部さん

愛ゆえにこだわりも様々


----:早くも皆さんの濃厚な「デリカ愛」が伝わってきます。それぞれこだわりも色々とあるのでしょうね。

阿部:私は別バッテリーを積んで、AC電源を取れるようにして、車中泊が出来るようにしています。1500Wのインバータを積んでいるので車中泊もすごく快適ですよ。ヒーターを使っていてもしバッテリーが上がっても、本体は何ともありませんからね。

染谷:僕は、本当はディーゼル車のローデストを買いたかったんですが、7人乗りのディーゼルローデストが今回ラインアップされていなかったんです。でもどうしても7人乗りにこだわりたかったので、ノーマルで買って「ROAR」のエアロ仕様をつけてローデストに近い感じにしています。

佐藤:私はまったくの「吊るし」です。前のランエボXでチューニングに300万円以上つぎこんでサーキットとか走っていたんですが、そういう大変さが身にしみたので…デリカD:5はノーマルで。クルマをいじるお金は子どもにかけてあげたいと(笑)ですから「こだわりのノーマル」です。

中村:僕も「ドノーマル」です。だからこそ長く乗れているんだと思っています。実は僕も、かなりいじっているクルマを別に持っているんですが、デリカD:5は家族のクルマ。だから佐藤さんと同じで何も触りたくない。けど、ノーマルで十分楽しめるクルマだと思ってますよ。


阿部さんのデリカD:5にはこだわりの外部バッテリーとインバータが

変わらない、というアイデンティティ


----:10周年を迎えるデリカD:5ですが、デザイン面ではどうでしょうか。

一同:全然古くない。

阿部:唯一無二な気がしますよね。

中村:やっぱりデザインは飽きがこないよね。

----:先日、特別仕様車の「シャモニー」に改めて試乗したんですが、デリカD:5のデザインは最初から奇をてらっていなかった、というのがポイントですよね。

佐藤:子どもたちも大好きですよ。

染谷:僕は“縦グリル”に思い入れがあって。やっぱり“縦グリル”がデリカのアイデンティティだと思うんです。だからROARのエアロを組んでも、絶対に縦グリルは外せなかったですね。

(一同笑)

----:皆さんのデリカD:5はそれぞれ世代もグレードも違うのに、一見変わらないですよね。

中村:僕としては、2008年に買って以来、今もずっと現行で居られるのでお得だと思ってます(笑)実はそれを見越して、ナンバープレートを「2020」にしたんですよ。東京オリンピックまで使えるナンバーにって。この分なら本当に現行で行けそうです(笑)


特別仕様車の「ローデスト ロイヤルツーリング」(左)と「シャモニー」(右)

ライフスタイルに合わせた使い方ができる


----:デリカD:5といえば、やっぱり道具としての使い勝手や居住性が選ぶポイントになるでしょうか。

中村:僕は完全にミニバンとしてデリカD:5を選びました。ミニバンは3列目シートへのアクセスが大事だと思ってるんですけど、やっぱり2-2-3のレイアウトが良かったですね。

阿部:うちも家族が多いので、荷物も人数も乗れた方が良いと。長年乗って来たパジェロから切り替えた理由はそこですね。ベンチシートでも工夫すればスキー板だって載せられるし、荷室に折りたたみができるテーブルを作ったりもして。何でもできちゃう。

中村:D:5以前のデリカはアウトドア傾向が強すぎて、都会で乗ることを考えるとちょっとオーバースペックな印象があった。だけどD:5は高級ミニバン志向的な使い方もできるし、様々なライフスタイルに合わせられるっていうのが、良いところだと思いますよ。

----:悪路を走ったりはしないですか?

染谷:スターワゴンや、最初に乗ったデリカD:5では林道なんかに走りに行っていましたけど、さすがにもうこれ(ROAR仕様)じゃ難しいですね。スキーとかはたまに行きますけど。

----:取り回しはどうですか?

一同:良いですね。

佐藤:一人で乗っていると、「振り回せそう」という気がしますよね。やらないですけど(笑)でも乗りやすくて、小回りも利きます。

阿部:乗って最初に感じたのは、ローリングしにくいということ。重心がしっかりしていて。ほかの普通のミニバンなんかとは違いますよね。

染谷:コーナーでも踏み込んでいけますからね。


力強く安定感のある走り


----:今回は、阿部さん、佐藤さん、染谷さんの3名がディーゼル車です。最新の三菱クリーンディーゼルはいかがですか?

染谷:最初に乗ったスターワゴンはディーゼルだったんですよ。それと比べるともう…静かでトルクがあって。出来のよさにびっくりしています。

----:燃費は気にしていますか?

阿部:私は普段から距離を走るので気にしていますね。東京から仕事場の新潟まで片道約300km、のんびり80~85km/hくらいで走って13.8km/リットルくらい。帰り道の上りなら15km/リットルは行きますよ。

一同:すごい!

佐藤:市街地だと7~8km/リットルという所でしょうか。けど、この手のクルマとしては悪くないですよね。私は阿部さんほどのんびり走れないタチなので…それでも郊外で10km/リットルは行きますね。満足していますよ。

中村:ディーゼルの皆さんに聞きたいんですが、フロントは重くないですか?

阿部:そんなに感じないですね。荷物を積んでもクルマが水平を保ってくれるので、安定感があってしっかり走りますよ。

佐藤:私も、重さはまったく感じないですね。

染谷:1台前にガソリン車を乗っていましたが、やっぱりディーゼルはトルクがあるから、高速でも上り坂でもグイグイ走ってくれて、こんなに違うんだなというのは感じますよね。化け物じゃないかと思うくらい(笑)

阿部:今のディーゼルは少しのアクセルでもしっかり走ってくれるから、運転が楽なのも良いですよ。


デリカD:5のディーゼルエンジン

「当たり前じゃない」部分のアピールを


----:こうして皆さんの意見を聞いていると、意外なほど不満点が上がらないですね。

中村:僕は何も思いつかないですが、助手席に座る女房はワイパーの拭きムラが気になるって言っていますよ(笑)

阿部:窓が大きいですからね。だから視界が良くて運転は楽なんだけど、窓の内側を拭くのが大変で(笑)

一同:そうそう(笑)

阿部:今はディーゼルでも音も静かですしね。昔はチョークを引いていましたし…。

佐藤:前車追従クルーズコントロールとか、先進装備がもっと充実すると嬉しいです。もし次のモデルが出るとしたら、当たり前の装備になっていくのかな。

中村:やっぱり、皆さんわかって買ってますからね。自分のライフスタイルの中で、どこに主眼点をおいているか。

佐藤:デリカに乗っている人の中には、クルマをただの移動手段だと考えている人は居ないのかもしれませんね。

染谷:やっぱり趣味の領域は入っていますよね。

中村:だけど、せっかくデリカD:5になってミニバン路線と融合したのだから、わかる人だけ買うとか、根っからのデリカファンやマニアにしか受けないのは勿体ない。

阿部:もっとこのクルマの「当たり前じゃない」部分を伝えられたら良いのでしょうね。私としては四輪駆動の安全性が大きなアピールポイントだと思います。雪道の走破性はもちろんですが、雨の時の直進安定性や、横風にも強いところなんかは普通のミニバンと比べても断トツですから。


自由自在で唯一無二の存在


----:デリカD:5というクルマは、今日の皆さんのような愛あるユーザーに支えられているということがよくわかりました。最後のお題です。皆さんにとって「デリカD:5」とは。

佐藤:「唯一無二の存在」ですね。他に替わりがないというところがデリカD:5最大の魅力だと思います。

阿部:私にとっては、居ないと困る「相棒」ですね。生活の一部でもあり仕事の一部でもある。寝泊まりもしていますしね。

染谷:完全に「趣味」です。僕も寝泊まりしていますし、移動にも便利ですよね。趣味の写真を取るために色んな所に出かけるというところも含めて、趣味ですね。

中村:雨でも雪でも怖くない。仮にぶつかるようなことがあっても剛性が高くて、守ってくれるというイメージがありますので、「信頼」できるクルマだと思っています。僕は面倒くさがりでズボラなんですが、荷物でも何でもたくさん乗るし、どこにでも行ける、そういう楽につき合えるところも自分のライフスタイルにピッタリで、そういう所も信頼、なのかな。

阿部:デリカD:5は「なんちゃってミニバン」じゃないんですよ。僕らは実際に乗って使いたいわけで、どこでも行ける、どこでも使える、何でも載せられるっていう自由自在さを押さえたクルマが欲しいんですよね。

----:皆さん、今日は貴重なデリカ愛トーク、ありがとうございました。

《聞き手:高山正寛、まとめ:宮崎壮人》

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