マツダ藤原専務「GVCを全ての電動化車両へ採用。自動運転とも相性が良い」
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マツダの藤原清志取締役専務執行役員はGVCについて「今後はすべての電動化車両にも入れていく」と語る。
藤原専務によると「もともとは、ステアリングを切ったらフロントのブレーキをつかんで荷重を前に落として回るということを考えていたが、それでは非常に細かいトルクの調整ができず、違和感があった。面白いが商品にするには問題があった」という。
そこで「『デミオ』のEV(電気自動車)を使って、ステアリングを切ったらブレーキをつかむのではなく、モーターをコントロールしてトルクを少し落とすことをやってみたら、ものすごく良くなった。これをエンジンでできないかということがGVCの始まり」と藤原専務は振り返る。
しかも「モーターにはエンジンのような化学反応がないので、その分、モーターの方がコントロールしやすい。だからEVを始めとする電動化車両のすべてにGVCを入れていく」というわけだ。
さらに藤原専務は「実はGVCは自動運転にぴったり合う」とも語る。「GVCは非常に滑らかに回るので、自動運転で急にハンドルを切っても、乗っている人の感覚に合うように気持ち良く動いてくれるので、自動運転とも相性が良い」というわけだ。
《小松哲也》