阪神電鉄、鳴尾付近の高架化が完了へ 2017年3月18日

鉄道 企業動向
武庫川~鳴尾~甲子園間の平面図。既に高架化されている下り線(緑)に加え上り線(赤)も2017年3月に高架化される。
武庫川~鳴尾~甲子園間の平面図。既に高架化されている下り線(緑)に加え上り線(赤)も2017年3月に高架化される。 全 1 枚 拡大写真

阪神電気鉄道は12月27日、本線の武庫川~鳴尾~甲子園間(兵庫県西宮市)で進めている連続立体交差事業(連立事業)について、2017年3月18日の初発から上り線を高架に切り替えると発表した。これにより同区間の踏切が解消される。

この連立事業は、武庫川駅から甲子園駅までの約1.87kmの線路を高架化するもの。2009年から工事に着手し、2015年3月14日に下り線が高架に切り替えられた。

2017年3月18日に上り線が高架に切り替えられると、高架切替が完了。これにより6カ所の踏切が解消される。鳴尾駅も全面的に高架ホームに切り替えられる。新しい上り高架ホームは既に使用を開始している下り高架ホームと同様、エレベーターとエスカレーターが設置される。

兵庫県のこれまでの発表によると、下り線の高架化だけでも幹線道路の踏切遮断時間が約40%減少。渋滞の長さも下り線の高架化前が最大340mだったのに対し、高架化後は最大110mに縮小されたという。

線路の高架切替後は仮線の撤去工事などが引き続き進められる。事業の完了は2018年度の予定だ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る