【新聞ウォッチ】年の瀬の激震---過労自殺の電通社長引責辞任、巨額損失の東芝株ストップ安

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全2枚】

2016年12月29日付

●過労自殺、電通社長引責辞任へ、法人と元上司書類送検(読売・1面)

●ガソリン上昇1リットル130円台、暮らしにジワリ(読売・9面) 

●東芝株ストップ安、巨額損失見通し、格下げも相次ぐ(朝日・6面)

●交通事故死3000人台に減少へ、今年67年ぶり(朝日・30面)

●ナンバープレートに英字、来年度から、1桁・ぞろ目人気で枯渇(朝日・30面)

●VW、中国市場で稼ぐ、販売比率、欧州並み4割に、過度の依存リスクも(日経・6面)

●ビジネスTODAY 日産、好調の波続くか、三菱自のタイ拠点どう活用(日経・13面)

ひとくちコメント

年の瀬も押し迫ってきて、慌ただしい日々を過ごしている人も多いが、昨夜は東日本大震災の余震と思われる茨城県北部を震源とする最大震度6弱の地震が発生。東北から東海の広い範囲で揺れを観測し、不安な夜を過ごした人も少なくない。

不安な年の瀬は地震の発生ばかりではない。社員の過労自殺をめぐる問題で、大手広告代理店の電通にも激震が走った。同社の石井直社長が緊急会見を行い「過重労働を防げなかったことは慚愧に堪えず、経営を預かるものとして重く厳粛に受け止めている」と謝罪し、年明けの取締役会での引責辞任を表明した。

きょうの産経と東京が「電通社長来月辞任」と1面トップで報じたほか、各紙も1面、経済面、社会面などで大きく取り上げている。経営のトップが辞任を表明しても、東京労働局の捜査は年明け以降も継続し、幕引きとはならない。

一方、原子力関連の事業で数千億円という巨額の損失を計上する可能性がある東芝の株式に売り注文が集中し、株価は12月27日の終値より80円も急落して311円60銭となり、ストップ安水準のまま取引を終えた。

きょうの朝日などが「東芝株ストップ安」などと、大きく報じているが、今後は主要取引銀行やトヨタ自動車などの旧三井財閥系のグループ企業などの支援が焦点となりそうだ。

師走の暗いニュースの中で、ホッとするのは、朝日によると、全国の交通事故による死亡者が、今年は1949年以来、67年ぶりに4000人を下回る見通しだという。27日までの死者は昨年1年間より285人少ない3832人。ただ、65歳以上の高齢者が1883人で54%を占めているのが気になるところだ。

《福田俊之》

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