【高崎クラシックカーフェスティバル16】ホンダ ライフやスズライトキャリイなどの旧規格軽自動車

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
ホンダ ライフ スーパーデラックス(1972年)
ホンダ ライフ スーパーデラックス(1972年) 全 27 枚 拡大写真

去る12月25日に群馬県高崎市で行われた「高崎クラシックカーフェスティバル」(伊香保おもちゃと人形自動車博物館主催)。ここではまだ白ナンバーだったころの旧規格の軽自動車をピックアップした。

地味ながら程度の良さを見せていたのは、初代のホンダ『ライフ』(1972年)。グレードは装備の充実した「スーパーデラックス」だ。それまでのホンダのエンジンが空冷から水冷に転換した最初のモデルで、軽自動車ではマツダ『キャロル』以来の4ドアも設定された。オーナーによれば、この個体は赤から白に塗り替えたボディカラーとフェンダーミラー以外はほぼノーマル。エンジンはフルレストアしており、5速MTとも相まって遠出も苦にならないという。

このコンポーネンツを利用してセミキャブオーバー型ワゴンとした『ライフステップバン』の姿もあった。今はやりのトールワゴンのルーツともいえる存在で、フラットになる荷室など先進性があったモデルだ。

クリスマスの装いで場を盛り上げていたのは、1971年式の『バモスホンダ』。軽トラック『TN360』をベースにしたオープンカータイプの多用途車で、車体前面にマウントされたスペアタイヤなどホンダらしいユニークな車だ。わずか3年しか生産されなかった希少車でもある。

同じくホンダの『NIII360』をベースにしたスペシャルティカー『Z』は、鮮やかなオレンジ色。この個体は後期型のハードトップでBピラーがない。エンジンは水冷のEA型を搭載し、ツインキャブレターで36馬力を発生した。

このほか、旧車イベントではおなじみの”てんとうむし”スバル『360』(1966年)や、キャブオーバータイプになる前のかわいらしい軽トラ、スズキ『スズライトキャリイ』(1965年?)、ドア付、丸形ハンドルとなった後期型のダイハツ『ミゼット』(1970年)など、懐かしい旧規格の軽自動車が参加していた。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る