JR中央線グリーン車導入へ、新ホーム工事が進む青梅駅[フォトレポート]

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青梅駅の山側に出現した新ホーム(写真右)
青梅駅の山側に出現した新ホーム(写真右) 全 16 枚 拡大写真

JR中央線の東京~大月、青梅線の立川~青梅の間にグリーン車を導入する準備がすすむ。グリーン車は東海道線などと同じく2階建て2両で、おもに快速線を行くE233系の東京寄りから4・5両目(4・5号車)に組み込み、12両編成で走る。

2020年のグリーン車サービス開始をめざして準備がすすむ中央線・青梅線のなかでも、青梅駅は進化スピードが早い施設のひとつ。島式ホーム1面2線の現状から、編成延長対応だけでなく山側にもうひとつホームを設置し2面3線とする工事で、2019年秋の完成をめざしてすすめられている。16枚の写真とともに見ていこう。

山側にホームを新たに置くために、電留線の線路の一部を撤去し、鉄筋コンクリート造のホームを設置。多摩川側にある駅舎から続く地下通路も新ホーム直下まで延伸させ、エレベーターや階段でホームとつなぐ。

電留線の再整備もすすむ。山側にあった1本の留置線は、線路を撤去。現ホームと新ホームの間には1本の線路(2番線)が通っているが、新ホームの東京寄りにはフェンスが立っているから、新ホームから2番線の電車に止まる一部の電車には乗降できない構造になるかもしれない。

首都圏での普通列車グリーン車導入は、東海道線・横須賀線にあった1等車を1969年にグリーン車に変更したのを皮切りに、総武快速線(1980年~)、東海道線2階建てグリーン車(1989年~)、横須賀線・総武快速線2階建てグリーン車(1990年~)、宇都宮線・高崎線2階建てグリーン車(2004年~)、湘南新宿ライン2階建てグリーン車(2004年~)、常磐線2階建てグリーン車(2007年~)とすすめられてきた。

中央線にグリーン車が導入されると、都心から時計回りに東北・常磐・総武・東海道・中央と、首都圏主要5方面の有料着席サービスが整う。

《レスポンス編集部》

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