いすゞ歴代車両の撮影会…石川島スミダ、エルフ などトラック・バス編[写真蔵]

自動車 ビジネス 企業動向
スミダ M型バス
スミダ M型バス 全 64 枚 拡大写真

いすゞは自社で保存している歴代車両の一部を報道陣に公開し、撮影会を行った。これらは、技能伝承、文化遺産伝承の目的でレストアされたものも含まれている。

今回公開された車両は12台。そのうち6台はトラックやバスなど、今のいすゞにつながる貴重な車両であった。

いすゞの前身にあたる石川島自動車製作所が製造した昭和7年式の『スミダM型バス』は、実走可能で現存するおそらく最古の国産バスで、経済産業省の近代化産業遺産に認定されている。スミダM型バスは乗り合いバス事業の普及とともに、公共交通網の近代化に貢献した。

『TX80トラック』は、1946(昭和21)年に生産が開始され、大型長距離輸送の先駆けとして日本の復興に大いに貢献した。このブルーは、当時のオーシャンブルーを再現したものだという。

今に至るまで連綿とそのブランドが続いている『エルフ』は、日本初のフルキャブオーバートラックとして1959年にデビュー。当初はガソリンエンジンのみで、そののちディーゼルエンジンが追加された。

続くエルフ2代目は1968年に登場。ブルーのボディカラーが採用されたのもこのエルフからだ。数多くのバリエーションが追加された。

今回は1993年に登場した5代目も参加。1995年には生産累計300万台を達成した。

そして、最後は現行モデルでもある『エルガ』だ。前述のスミダから続く路線バスの最新車両で、モーターとディーゼルを組み合わせたパラレルハイブリッドモデルもラインナップしている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る