【マツダ CX-5 新型】シグネチャーウイングが変わった

自動車 ニューモデル 新型車
マツダ CX-5
マツダ CX-5 全 8 枚 拡大写真

新型マツダ『CX-5』のフロント周りは立体感を強めた造形になっている。

【画像全8枚】

「シグネチャーウイング(マツダのデザイン言語で、フロントグリルの下側から左右のヘッドランプへとつながる翼のような造形)は、我々のファミリーフェイスやブランドの表現として一番大事な部分だ」とは、マツダデザイン本部の諌山慎一チーフデザイナーの弁。

新型CX-5では「よりアートピースに感じさせたいという思いもあり、今回はシグネチャーを、単なる顔の一部や、グリルの枠という見せ方ではなく、単独で一つのオブジェのような完成したものにしたかった」と話す。そこで、シグネチャーの両端がヘッドランプの中に流れ込んでいたこれまでの造形から、ヘッドランプの外に出し、よりワイドな表現にすることで、一つの独立した表現になったのだ。

更にバンパー周りについても「光と影のチューニングはどのマツダ車でもやっている。しかし、新型CX-5では新色ソウルレッドクリスタルメタリックを採用したこともあり、繊細なポジとネガのニュアンスを非常に微妙なところまで追求しデザインした」とこだわりを語る。

また、サイドウインドウにもこだわりが見られる。ウインドウの周りを半分だけメッキで囲っているのだ。これは、「全周を囲むと上品になりすぎてしまい、このクルマの持つタフなイメージに対して、行き過ぎた印象があった」。そこで、「あえて半分で止めることで、抜けの良さやスピード感につなげている」と述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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