最も重要なことは「国内市場活性化」...自工会西川会長、自動車団体賀詞交歓会で

自動車 ビジネス 企業動向
自動車工業団体新春賀詞交歓会で国内市場活性化の重要性を強調する西川自工会会長(5日、東京都港区)
自動車工業団体新春賀詞交歓会で国内市場活性化の重要性を強調する西川自工会会長(5日、東京都港区) 全 1 枚 拡大写真

「今年1年おそらく平穏ではなく、タフでチャレンジングな年になると考える。それを上回るタフで強い事業展開を行い、変化をビジネスチャンスとしてとらえて、その結果日本市場に活気をもららす。そのように会員各社と取り組んでいきたい」

日本自動車工業会の西川廣人会長は5日、自動車関係4団体の賀詞交歓会の挨拶でこう述べた。7分ほどのスピーチで、西川氏が最も強調したのは、国内市場の活性化だ。

自工会は『3本の柱』と称して2017年の取組み姿勢を表明している。西川氏は昨年12月の会見でも取り上げた
・技術革新と環境対策推進を含めた安全、快適で持続可能なモビリティ社会の創造
・TPPや日本欧州EPAなど自由貿易促進や国際基準認証など事業環境の改善
・国内市場活性化
を繰り返し、こう述べた。

「国内市場活性化は最も重要。何といっても喫緊の課題。自工会としても盛り上げるべく最大限の努力をしたい」

その1つの手段として、東京モーターショー開催年である今年、次回開催の19年をシリーズ化し、20年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて盛り上げる、と宣言した。テーマは『世界を、動かそう BYOND THE MOTOR』だ。
「先進市場の進化のモデルとして存在感を増していくチャンス」と、西川氏の期待も高い。

昨年秋に経済産業省からの要請を受け、自工会はサプライチェーン全体の「取引適正化」と「付加価値向上」に向けた自主行動計画の大筋を年末までにまとめた。実施年となる今年の業界の変化が注目される。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  2. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. レクサス『LS』現行型、最終モデル「ヘリテージエディション」米国発表…250台限定
  5. メルセデス・マイバッハ『Sクラス』に「V12エディション」、100年続くV12エンジンの伝統に敬意…世界限定50台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る