ドイツに本拠を置く自動車部品大手、コンチネンタルは1月4日、米国ラスベガスで開幕したCES2017において新開発の自動運転向け制御ユニットを発表した。
コンチネンタルは、交通安全に寄与する自動運転テクノロジーを重視。早期の実用化を目指して、研究開発に取り組んでいる。
最新の成果となるのが、CES2017で発表された新開発の自動運転向け制御ユニット。この運転支援/自動運転制御ユニット(ADCU)は、複数の異種処理ユニットのネットワークで構成される中央制御ユニットとして、電子制御シャシー・安全システムの相互接続において、大きな役割を果たす。
このメリットは大きい。コンチネンタルによると、従来は個別に動作していた各システムを相互接続することで、機能の適用範囲を広げ、中央制御部分でシステム介入の決定が行われるため、同時に異なるシステムに介入する場合も完璧に相互調整されるという。
コンチネンタルは、「ADCUはコンチネンタルにとって、必要な機能安全アーキテクチャを実装するための中心的要素。同時に、自動運転に必要な環境技術および運転機能のホストでもある」とコメントしている。