【CES 2017】小糸、センサー内蔵ヘッドライト発表…自動運転用

自動車 テクノロジー ITS
LiDARセンサーを内蔵した小糸製ヘッドライト
LiDARセンサーを内蔵した小糸製ヘッドライト 全 2 枚 拡大写真

自動車ヘッドライトの世界最大手、小糸製作所は1月4日、米国ラスベガスで開幕したCES2017において、LiDARセンサーを内蔵したヘッドライトを発表した。

このセンサーは、米国カリフォルニア州に本拠を置くクアナジー社が開発したもの。小型のソリッドステートLiDARセンサーで、小糸製のヘッドライトに、目立たず組み込むことに成功している。

ヘッドライトに内蔵されたLiDARは、先進運転支援システムや自律走行車システムのメインセンサーとして機能。LiDARはメインセンサーとして、検知、マッピングと位置特定、ナビゲーションなどに使用できる。

この小糸製ヘッドライトには、小型のクアナジーS3ソリッドステートLiDARセンサーを2つ内蔵。これらのセンサーは車両の前方と側面の検知を行い、車両の周囲環境を広範囲にリアルタイム3Dビューで把握。これにより、物体を認識・追跡することが可能になる。

クアナジーのロエ・エルダダCEOは、「この画期的なヘッドライトで、小糸製作所と協力できることに感激している。LiDARセンサーを内蔵したヘッドライトは、自律走行機能付きの自動車の商用化を加速し、運転体験を一変させるはず」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る