近鉄エクスプレス、自動車業界注目のメキシコに新しい出張所を新設

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トヨタ自動車メキシコ工場の着工式典(グアナファト、2016年11月)
トヨタ自動車メキシコ工場の着工式典(グアナファト、2016年11月) 全 2 枚 拡大写真

近鉄エクスプレスは、メキシコ現地法人の近鉄ワールドエクスプレスメキシコ(KWEメキシコ)がケレタロ出張所を新設するとともに、モンテレイ出張所をモンテレイ営業所に昇格した。

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今回、メキシコにおけるサービスネットワークを拡充する。今回拠点が新設されるケレタロ市は、自動車メーカーと部品メーカーが多く進出しているグアナファト州に隣接しており、航空機産業の集積地にもなっている。また、メキシコ最大の都市であるメキシコシティからも車で約2時間の距離に位置しており、ロジスティクス需要が旺盛。

出張所から営業所に変更されるモンテレイは、同地域で生産活動を行う韓国系自動車メーカー、サプライヤーが集積している。出張所から営業所となることで、販売活動に加えてオペレーションサービスを提供することが可能となり、地域密着型サービスの深化を図る。

メキシコは、米国市場向けの輸出拠点として多くの自動車メーカー、サプライヤーが進出している。ただ、米国大統領に就任するドナルド・トランプ氏に批判されたのを受けてフォードがメキシコ工場の新設を撤回、トランプ氏はGMやトヨタ自動車のメキシコ工場も批判している。

近鉄エクスプレスは、メキシコの自動車産業関連の物流需要を開拓していく方針だが、今後もメキシコの自動車産業が発展するのかは微妙だ。

《レスポンス編集部》

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