【探訪、米国 ハーレーダビッドソン 博物館】ポルシェと技術提携、水冷V4搭載の幻のハーレー!!

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水冷V型4気筒エンジンを搭載する『NOVA』(1981年)は、市販化には至らなかった。アメリカ・ミルウォーキーにあるH-Dミュージアムにて。
水冷V型4気筒エンジンを搭載する『NOVA』(1981年)は、市販化には至らなかった。アメリカ・ミルウォーキーにあるH-Dミュージアムにて。 全 19 枚 拡大写真

Vツインエンジンが代名詞ともなっているハーレーダビッドソンだが、かつてはそうでないモデルもあったことが、『ハーレーダビッドソン ミュージアム』(アメリカ・ミルウォーキー)を訪れると知ることができる。

[写真19枚]

まずは1981年の『NOVA PROJECT』。大柄なフェアリングを持つ車体に搭載されるエンジンが、水冷式のV型4気筒だから驚く。ハーレー初の水冷エンジンといえば、2001年にデビューした『V-ROD』だが、V-RODはV型2気筒エンジンを搭載する。

一方、NOVA PROJECTは1976年に開発をスタートするものの市販化には至らず、まさに幻のハーレー。NOVAもV-RODもポルシェとの技術提携によるもので、ミュージアムには当時の資料も展示されている。一見の価値ありだ。

1941年の『XA』も興味深い。こちらはなんと、BMWでお馴染みの水平対向2気筒エンジンを積む。排気量は740ccで、トランスミッションは4速。ファイナルドライブもBMW同様にシャフトドライブを採用。軍からの要望で1000台強が製造され、若干ながら市販もされたらしい。

そしてXAの隣には軍用ハーレーとして有名な『WLA』もディスプレイされている。水深40cmの浅瀬を渡れるという軍のオーダーをクリアし、マシンガンホルダーといった専用装備を持っているから、まるでSFだ。

これを模したカスタムハーレーも飾られている。映画『キャプテンアメリカ』(2011年)に登場した『クロスボーンズ』をベースにした1台だ。マシンガンホルダーもしっかりあり、オリーブグリーンのカラーリングもよく似ている。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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