日展協 石積会長「展示会は中小零細企業にとって死活問題」…2020年問題で

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日本展示会協会 石積忠夫 会長
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日本展示会協会の石積忠夫会長は1月12日に都内で開いた新年懇親会で、オリンピック開催に伴い東京ビッグサイトが展示会場として使えなくなる問題について触れ、「問題を解決する時間は長くても1年しかない。お力添えを下さるようお願いする」と訴えた。

石積会長は、自らが社長を務めるリードエグジビションジャパンが2011年の東日本大震災から1か月後に主催する展示会を予定通り実施して、出展者を始めとする関係企業から感謝されたことを明かし、「私はこの出来事を通して改めて展示会は何十万社の中小零細企業にとって死活問題であると実感した」と振り返った。

さらに「こんなに大事な展示会がオリンピック前後の20か月間にわたり大幅縮小や中止になる恐れが出てきている。あの大震災の時、1か月で倒産する企業がたくさん出た。今度は恐ろしいことが起きそうな気がしてならない」と指摘。

そのうえで「この問題を解決する時間はあと半年、長くても1年しかない。それ以上は時間切れになる恐れがある。どうか今日ご出席のおひとりおひとりが自分の問題としてとらえて頂いて、そして行動に移して頂けるよう、お力添えを下さるようお願い申し上げる。みなさん一緒に頑張ろう」と会場につめかけた900人を超える来場者に呼びかけた。

また日本展示会協会は同日、東京ビッグサイトで開催される展示会が2019年および2020年も例年通りの規模で開催できるように求める署名が7万5000を超え、1月20日に東京都産業労働局を通じて小池百合子都知事に提出することを明らかにした。

《小松哲也》

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