東京オートサロン2017、スバルブースの『BRZ STI Sport Concept』は、一見すると「BRZ GT」のように思えるが、昨年『レヴォーグ』から設定された「STI Sport」仕様のBRZ版だ。
STI Sportは、スバル車の最上級グレードとして位置づけられるものとして、レヴォーグ以降も各車に設定が予定されている。BRZには、昨年夏のマイナーチェンジ後に、すでに「GT」というほぼ最上級グレードといえるモデルが存在する。しかし、GTというグレードが示すように若干走りに寄った設定だ。
STI Sport Conceptは、ブレンボ、ザックスダンパーなどBRZ GTと共通する装備だが、より上質な走り、乗り心地を重視した。街乗りではしなやかに動くように、スプリングにGSTI独自のチューンを施してあるという。サスペンションが衝撃を吸収して止まるとき、単に硬いサスペンションだと突き上げを感じてしまうが、非線型コイルスプリングのばね定数をGTとは異なる設定にしている。
エクステリアでは、STIオリジナルホイールと、フロントバンパーのグリル部分にブラック塗装が施された。インテリアは、上質の名に恥じないボルドー調のSTI Sport Concept専用だ。
今回は参考展示だが、ブース説明員は、市場の反応をみながら製品化を考えたいとのことだ。