高級輸入中古車の「ナツメ」、破産開始決定…負債総額32億4800万円

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東京商工リサーチによると、都内で高級中古外車専門店を運営するナツメと関連会社2社が、1月13日、東京地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は3社合計32億4800万円。

ナツメは高級中古輸入車の専門店「ナツメ上野ショールーム」を運営。1000万円台の高級車を中心に取り扱い、富裕層などを顧客として2006年3月期は売上高約31億5000万円をあげていた。また、関連のナツメ青山とナツメ田園調布はそれぞれ「ナツメ青山ショールーム」、「ナツメ田園調布」を運営していた。

高級輸入中古車の専門店としてグループ一体となった経営を行っていたが、リーマンショック時の経済情勢の悪化などから、以降の販売数減少に歯止めがかからず、ナツメの2009年3月期の売上高は約13億5000万円にまで落ち込んでいた。

そうしたなか、2010年以降はグループ再編を進め、ナツメの事業をナツメ青山に譲渡していたほか「ナツメ田園調布」も閉鎖するなどして、近時はナツメ青山のみでの事業展開となっていた。しかし、金融債務の負担も重く経営も限界に達したことから、2016年10月に事業を停止し債務整理を進めていた。

《纐纈敏也@DAYS》

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