【GARMIN eTrex Touch 25J インプレ前編】お手頃価格で十分な機能を備えたモデル

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タフなボディに身を包んだハンディGPSはアウトドアで威力を発揮する
タフなボディに身を包んだハンディGPSはアウトドアで威力を発揮する 全 14 枚 拡大写真

ガーミン社のハンディGPS「eTrex(イートレックス)」シリーズに、タッチスクリーンタイプでお手軽モデルの「eTrex Touch(イートレックスタッチ)25J」が登場した。実社会での道案内からバーチャルアドベンチャーまで、さまざまな使い方ができる。価格は5万4800円(税別)。

カラータッチパネル採用で価格もお手頃

GPS機能を搭載したハンドヘルド(手持ち)タイプの中で、1998年に初登場したeTrexシリーズは人気の高い同社の定番カテゴリーだ。ラインナップも充実していて、ハンディGPSを初めて購入するならeTrexシリーズの中からどれにしようかと探せばいい。本格的な登山に対応する「Oregon(オレゴン)750TJ」が同時期に発売されたが、こちらは撮影位置などのジオタグ情報が埋め込める高性能カメラを搭載。スマホやその他のガーミンデバイスと接続できる通信機能があって拡張性がかなり高い。ただし価格は9万円(税別)。

eTrex Touch 25Jはシリーズ最新モデルとして同時発売されたeTrex Touch 35J(価格6万4800円=税別)とともに、これまでハイエンドモデルのみに導入されていたカラータッチパネルを採用。機能性を一気にミドルレンジまで高めた。どちらも軽量でコンパクトなボディが特徴で、サイズや重量、基本性能は35Jも25Jも同じ。白物家電製品のグレード違いにあるように、付属されている取り扱い説明書も共通である。それではどこが違うのか?

35Jと25Jの違いとは

35Jにあって25Jにないものは2つだけだ。高度気圧計とワイヤレスデータ送受信機能。そのため35JはBluetoothを介してのスマホ連携、心拍計測機能つきガーミンデバイスとの連携、自転車のスピードやペダル回転数などを測る各種センサーとANT+でデータをやりとりすることができる。ガーミンのアクションカメラVIRB(別売)をワイヤレスで操作することも可能だ。

つまりこれらの機能を使わないのなら1万円安のeTrex Touch 25Jを購入するのが正解。ワイヤレスデータ送受信はできないが、付属のUSBケーブルでパソコンとつなげば走行データを取り込んで保存したり、パソコンで作成したトレッキングルートを本機に送り込んだりすることができる。

高度気圧計は登山時の獲得標高を確認したり、同じ場所にとどまっている際には天候の変化を予測したりすることができる。とても便利な機能だが、なければないでその他から情報を取得することも可能。里山遊びに徹するなら高度気圧計の恩恵を受ける人は少ないのではと思う。

握ったときの安心感。バッテリーは電池交換式

サイズは縦102mm、横58mm、厚さ33mmで、これも35Jと同じ。手のひらに優しく収まるような丸みを帯びた形状だ。一般的なスマホの場合は手が滑って落としてしまわないか心配になるが、絶妙のグリップ力があるのでeTrex Touch 25Jを手にしながら元気に腕を振って山道を歩いてもあまり不安はない。しかも硬質ラバー素材で覆われているので、大自然の中でのラフな使用にも耐えられる。防水性能は日常生活防水(IPX7)で、雨水を気にしなくていい。

バッテリーは単三乾電池2本で、アルカリ/ニッケル水素/リチウムのどれにも対応するが、電池を入れた後に「設定」→「システム」画面から乾電池タイプを選択する必要がある。電池切れや電池を外してもデバイス内のデータは消えないのがうれしい。稼働時間は約16時間(アルカリ電池、通常使用時)。単三乾電池はたいていの町で入手できるので、登山やハイキングをするときは便利だ。これからの冬山は低温となり電池消耗も激しいので、交換用として2~4本を携行していくことをおすすめしたい。

メイン機能は一般道路から登山ルートまでの詳細なナビゲーションだ。車載カーナビを手のひらに収まるサイズにしたと考えればいい。山道での歩きや走りはもちろんサイクリングやドライブにも使える。先代モデルになかった方位磁石の機能も装備されようようになった。実際にたどったコースはGPSによって正確に記録され、前述のようにUSBケーブルでパソコンと接続して専用サイトに保存・公開することができるのでとてもいい思い出作りになる。

《山口和幸》

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