【VW ティグアン 新型】つながるSUV登場---基幹車種に成長、新時代を開けるか

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VWティグアン新型
VWティグアン新型 全 11 枚 拡大写真
フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、2代目となる新型『ティグアン』を発売。そのキャッチフレーズは“つながるSUV”だという。

世界累計280万台以上が販売されたティグアン。その初代が日本に登場したのは2009年だった。それ以降、日本の累計販売台数は約1万5000台を売り上げた。2009年当時、「ティグアンは輸入コンパクトSUVで唯一のモデルだった」と振り返るのは、同社代表取締役のティルシェア氏だ。

しかしその状況一変。現在このセグメントでの競争は激化しているが、「ティグアンは今日まで堅調に売れ続け、ドイツにおいて販売初期から常にセグメントリーダーであるように、日本の輸入車マーケットについても同じく強いポジションを維持してきた」と述べる。そして、「世界170カ国以上で販売される『ゴルフ』、『パサート』や『ポロ』に続くフォルクスワーゲン4番目の主要プロダクトとなっている」と基幹車種であると評価した。

「新型ティグアンの導入はSUVの新時代を開くことだ」とティルシェア氏。その理由は、「SUVとして初のMQB(フォルクスワーゲンの生産モジュール)を採用したからだ」と話す。つまりすべてを新開発したことで、「デザインや快適性、機能性の分野で新たなスタンダードを樹立し、未来を先取りするオールラウンダーとなったのだ」とその完成度に自信を見せる。

また、新型ティグアンの重要な特徴はコネクティビティにある。純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”や“Composition Media”を搭載することで、インターネットとの接続性を高め、最新の情報による目的地検索や最適なナビゲーション機能が強化されたのだ。ティルシェア氏は、「開発が行われる際の原則は、常にヒューマンタッチ。つまりITのためのITではなく、あくまでユーザーのベネフィットや快適性が最優先される」とし、有効な装備であることを強調した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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