【スーパーフォーミュラ】今季も前年GP2チャンプ登場へ…レッドブルJr.のP.ガスリーが参戦

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2016年GP2王者のガスリー。
2016年GP2王者のガスリー。 全 6 枚 拡大写真

2016年のGP2シリーズ王者であるピエール・ガスリーの今季「全日本スーパーフォーミュラ選手権」(SF)参戦が決まった。参戦チーム名は現段階で明らかになっていないが、昨季のストフェル・バンドーンに続き、前年GP2王者のSF参戦という図式が2年連続で実現することになる。

ガスリーは今年2月で21歳になるフランス人ドライバー。昨季はF1の登竜門シリーズである「GP2」でタイトルを獲得した。レッドブルのジュニアドライバーの一員であり、18日にレッドブルがジュニアドライバーたちの今季活動内容を公表したなかで、彼に関しては「日本のSFでレースをする」との旨が記された。

レッドブルは自陣とトロロッソの2チーム計4シートを「自前で」F1に有しているが、現在は空きが出るような状況ではなく、GP2王者ガスリーといえども、他チームを含めて今季の即時昇格は難しいところとなっていた。そこで、F1に近い速さと競争水準を有し、ドライバーの学習にもつながるカテゴリーとして、SFがレッドブル側の照準に入った格好と考えられる。

2015年のGP2王者であるバンドーンも翌16年はSFを主戦場とした。そして今季、マクラーレン・ホンダからF1フル参戦へ。F1への準備ができるカテゴリーとして、欧州(F1界)におけるSFの存在感が高まりつつあることは確かといえるだろう。もちろん、F1の育成カテゴリー化する必要はないとも思うが、そういった側面も有するようになることで、SFが一層活気づくことは間違いない。

ガスリーは参戦に向けて「(これまでとは)すべてが異なる、ということになるね。自分はマシンもコースも知らない。そして日本には当然、日本独自の文化や哲学、働き方があるだろうから。でもね、こういう新しいことへの挑戦は素晴らしいと思うし、僕は大好きだよ」と意欲を語っている。

昨季のバンドーンはSFで2勝、シリーズ4位という活躍を見せた。ガスリーはどうだろうか。今季SFの焦点ドライバーのひとりとなりそうだ。

《遠藤俊幸》

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