【オートモーティブワールド2017】日本製FFインホイールモーター超小型EV、タイで売る理由…FOMM

自動車 ビジネス 海外マーケット
FOMM(オートモーティブワールド2017)
FOMM(オートモーティブワールド2017) 全 6 枚 拡大写真

FFインホイールモーター採用、ハンドルのレバーで前後進する小型電気自動車「FOMM Concept One Phase 3」。開発・製造するFOMM(神奈川県川崎市)は、このミニEVについて「10月に量産試作車を出し、2018年4月からタイで販売を開始する」という。

「世界最小クラス4人乗りEV」という同車は、インホイールモーターを前輪につけた小型EVで、「車体価格は115万円、バッテリーは別料金。ひと月ベースのリースでリース料を支払うかたち」。日本での発売は未定で、まずはタイから販売していく。

「タイがL7eカテゴリーに準ずるのに合わせ、このクルマを投入していく。タイで売れれば欧州基準に準じることでヨーロッパ圏でも売れる。ターゲットは富裕層のセカンドカーや、アッパーの若者たちなど」

日本でこうした小型EVを投入しない理由について同社は「このタイプだと軽自動車の枠に入ると思うけど、装備品がいろいろと必要になってくる。たとえば衝突安全性などを目的としたパーツとか、いろいろ増えてきて重量も増えてしまう」と話していた。

「重量445kgや最大出力16kWについてもL7eに準じたスペック。ペダルはひとつ。ハンドル部分のレバーでアクセル開閉を調整する。オート三輪が走るタイならではのインターフェース。価格はタイで売れている三菱『ミラージュ』(130万円前後)あたりにあわせている」

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  3. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る