【オートモーティブワールド2017】モバイルアイの半額程度、後付け衝突警報装置に新モデル…標識認識も可能に

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ワーテックスの衝突警報装置『XLAS-303』は単眼カメラの画像認識で衝突警告をおこなう(オートモーティブワールド2017)
ワーテックスの衝突警報装置『XLAS-303』は単眼カメラの画像認識で衝突警告をおこなう(オートモーティブワールド2017) 全 6 枚 拡大写真

ドライブレコーダー、バックカメラ、アイドリングストップエアコンなどを取り扱うワーテックスは、13日より開幕した「オートモーティブワールド2017」で、後付け装着が可能な衝突警報装置の新製品を展示した。従来の機能に加え、「前方衝突警報」「低速時前方衝突警報」「標識認識」機能を追加している。

新製品『XLAS-303』は、単眼カメラの画像処理により車両前方を認識、危険を予測し運転者に注意を喚起し危険回避を補助する衝突警報装置。横幅が9cmほどのカメラと、モニターで構成される。一見シンプルなシステムながら、車両の信号と連動することで、前方車両との相対速度を検知し、警告音とモニター表示で衝突の危険を知らせることが可能となっている。

新機能の「前方衝突警報」は、前方車との相対速度、相対加速度などから2.7秒以内に衝突の危険がある場合に警告。「低速時前方衝突警報」は、1~30km/hの速度で走行中に前方の車両が10m以内に近づいた場合に警告。「標識認識」は、道路上の最高速度標識をカメラで認識し、表示速度を超えた場合に警告する。

自動ブレーキなど先進安全装備を標準搭載した新型車が増える一方で、非搭載車両の保有も依然大多数。「現在お持ちの愛車でも、長く安全に乗って頂きたいというのが新製品開発の思い」と同社担当は語る。

単眼カメラによる衝突警報装置としてはモービルアイの製品が認知されているが、モービルアイの価格は取り付け工賃込みで約20万円と高価。一方、XLAS-303は取り付け工賃込みで10万円程度と低価格が売りだ。正式は発売日は未定だが、「間もなく市販される」とのこと。

《宮崎壮人》

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