道上龍、世界ツーリングカー選手権にシビックWTCCで今季レギュラー参戦

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
#34 道上龍(2016年WTCCもてぎ戦)
#34 道上龍(2016年WTCCもてぎ戦) 全 8 枚 拡大写真

23日、ホンダは2017年の世界ツーリングカー選手権(WTCC)のワークス参戦体制を発表。2チーム3台での参戦で、うち1台のステアリングは日本人ドライバーの道上龍が握ることとなった。

【画像全8枚】

「シビックWTCC」で戦うホンダの今季ワークス参戦体制は以下の通り。

■Honda Racing Team J.A.S.
#34 道上龍
■Castrol Honda World Touring Car Team
#18 ティアゴ・モンテイロ
#5 ノルベルト・ミケリス

モンテイロとミケリスは、昨季に引き続いてホンダ陣営からのレギュラー参戦となる。

新レギュラーとなった道上龍(みちがみ・りょう)は、今年3月で44歳になるベテランドライバー。ホンダのエースとして長く活躍し、2000年にはNSXでGT500ドライバーズチャンピオンにも輝いている。

近年は第一線のレギュラーシートからは遠ざかり、チーム監督が主な役割となっていたが、現役を引退したわけではなく、昨年はWTCCもてぎ大会にスポット参戦。その後、道上が監督を務めていたチームがSUPER GT/スーパーフォーミュラでの活動を昨季限りで休止したこと等から、道上の今季WTCCレギュラー参戦が噂にあがるなどしていた経緯がある。

道上龍のコメント
「4年ぶりのドライバーとしての本格復帰であり、同時に世界選手権フル参戦という初めてのチャレンジとなります。世界選手権の舞台で日本人としてHondaブランドを背負って戦えることを誇りに思うと同時に、非常に身の引き締まる思いです」

「とても大きな挑戦になりますが、今までの経験を活かし、レース人生の集大成とするべく全ての力を出し切り、勝利を目指します。ホンダとJ.A.S.モータースポーツのメンバーとともに力を合わせ、精一杯頑張りますので、ご声援よろしくお願いいたします」

WTCCのレースレベルはもちろん高いが、速度域自体はそれほど高いわけではないので、ベテランが力を発揮できるカテゴリーだ。これまで日本人選手の目立った活躍がないカテゴリーともいえるだけに、ホンダからレギュラー参戦することとなった道上にかかる期待は大きい。

2017年のWTCCは、現段階で4~12月に10大会が予定されており、道上の凱旋レースとなるツインリンクもてぎ大会は10月27~29日の開催となっている。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る