【マセラティ クアトロポルテ 改良新型】フロントフェイス変更で、空気抵抗を低減

自動車 ニューモデル 新型車
マセラティ・クアトロポルテ・グランルッソトリム
マセラティ・クアトロポルテ・グランルッソトリム 全 8 枚 拡大写真

フェイスリフトしたマセラティ『クアトロポルテ』は、フロント周りを改良し、空気抵抗低減を実現したという。

マセラティジャパンプロダクトマーケティングマネージャーの細川英祐さんによると、「新設計のバンパーにより空気抵抗や揚力の影響をかなり抑えることが出来た。Cx値は改良前より約10%向上し0.28という数値を計測している」と話す。

さらに『レヴァンテ』にも導入しているアクティブグリルシャッターを採用。これは「エンジンの水温を始め様々なデータを解析分析し、エンジンやブレーキシステムの冷却が必要な際には自動で開き、最大限に冷却。それ以外の時には基本はクローズされ、走りに重要なダウンフォースを最大化する」と説明する。

クアトロポルテのエンジンは、マセラティが自社で設計しフェラーリのマラネロ工場で生産されている。今回のフェイスリフトに伴い、これまでのV型6気筒エンジンの330psバージョンは、350psへとパワーアップした。

その他の変更点としては、「スポーツモード時のシフトチェンジの時間が約30%改善され、 ノーマルモード時よりも0.15秒早くシフトアップすることが可能になり、ノーマルモードとスポーツモードの差がより明確化した」と述べる。

また、シフトノブの操作性やスイッチ類の配置変更が施され、シフトモード変更等のドライブモードの選択を、「直感的かつ思いのままにドライバーは選択することが可能になった」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  2. [VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
  3. トヨタ『4ランナー』新型...最新技術と高い耐久性の両立[詳細画像]
  4. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  5. トヨタ『GRカローラ』は『GRヤリス』とは異なるスタンス…4月の試乗記まとめ
  6. トヨタ『カムリ』新型...ベストセラーはどこが新しくなったか?[詳細画像]
  7. ダムドが伊・OZ Racingとコラボしたネオクラシックホイール「Rally Racing 4×4」の受注を開始
  8. 【ジープ ラングラー 4xe 新型試乗】ラングラーがまぁ静かになっちゃって…中村孝仁
  9. 全長100メートルのジャンボこいのぼりと名車がコラボ…第12回KAZOクラシックカーフェスタ
  10. ポルシェの売上高と営業利益、過去最高を達成 2023年通期決算
ランキングをもっと見る