【ロボデックス2017】クラボウ、3Dカメラを組み込んだロボットを開発…事業の柱に育成を

自動車 ビジネス 企業動向
クラボウが展示したタオルを掴むロボット
クラボウが展示したタオルを掴むロボット 全 2 枚 拡大写真

繊維業界の名門、クラボウは3Dカメラを組み込んだロボットを開発、「ロボデックス2017」で披露した。今後、このロボットをあらゆる業界を対象に売り込んでいく方針で、事業の柱に育てようと狙っている。

もっともロボットを一からつくるというのではなく、既存の産業用ロボットに同社独自で開発した3Dカメラと、それをコントロールするソフトをつけるなどして加工し、その業界に最適なロボットとして提供していこうというわけだ。

さまざまな色の織物を識別するために生まれた3Dカメラは同社自慢の製品で、これまでにいろいろな企業に納入してきたそうだ。京都にある大手電機メーカーには検査用カメラとしてOEM供給しているほどで、その性能は折り紙付き。

そのカメラに同社が新開発した3Dビジョンのソフトが合体すると、高速でかつ高精度に非定型物や柔軟物を認識できるという。実際のデモンストレーションでは、ひらひらと動くタオルをロボットが難なく掴み、それを別の場所に運んでいた。

「縫製の作業では平面の縫製はほぼ完璧にできるようになっています。将来は立体の縫製、背広をつくれるまでにしていきたい」と同社関係者は話す。

このロボット事業には藤田晴哉社長からもハッパをかけられているそうだ。それが証拠に、藤田社長がブースを直々に訪れ、激励していったという。

まずは縫製や精密、配線、物流、食品加工、解体・撤去、クリーニング、ベッドメイキングなどの作業を行っている業者に使ってもらおうと同社では考えている。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る