米国のホワイトハウスで1月24日、トランプ新大統領と米国自動車メーカー3社の首脳が会談。会談に出席したFCA(フィアット・クライスラー)のトップが、声明を発表している。
この会談には、FCAからセルジオ・マルキオンネCEOが出席。「大統領は米国をビジネスに最適な場所にすることに焦点を当てている。これはありがたいこと」と、トランプ大統領の姿勢を評価した。
この会談に先立つ1月8日、FCAは米国内の工場への10億ドルの投資と、2000名の新規雇用を行うと発表。同社が投資するのは、米国ミシガン州のウォーレン工場と、オハイオ州のトレド工場。工場の設備を改修し、生産能力を引き上げる。このうち、オハイオ州のトレド工場には、現在メキシコ工場で生産しているラムブランドのピックアップトラックの生産を移管する計画。
会談後、セルジオ・マルキオンネCEOは、「トランプ大統領および議会と協力して、米国の製造業を強化することが楽しみ」と述べた。
なおFCAは、米国の製造拠点に累計96億ドル以上を投資。2009年から現在までに、2万5000人の新規雇用を創出している。